著者について

■戸田S.源五郎

■生息状況
戸田S.源五郎は、2003年に埼玉県戸田市で初めて確認されました。それ以降、明らかにされた本種の生息域は岡山県、東京都、埼玉県、愛知県及び昭南特別市の1都3県1特別市のみという極めて局地的なものでした。また、主な生息環境は仮想空間の掲示板など不安定で消失しやすい領域であることが知られています。2010年10月北海道函館市でもその生存が確認されました。また、これまでに、サウジアラビア、アラブ首長国連合、クゥエート、カナダ、インド、バングラデッシュ、ベトナム、マレーシア、インドネシア、オーストラリア、フィリピン、中国、韓国、トルコの14ヶ国で見かけたという未確認情報があり、意外と生息域が広い可能性もあります。

■生存に対する脅威
Web環境悪化、プロバイダ解約。また、誹謗・中傷等による意欲そのものの消失。さらに稀少種である事から、コレクターの採集圧も重要な脅威となるでしょう。このことを踏まえ、保護に際しては生息場所の現状維持と共に、一般に対しては産地の詳細などの情報公開を制限する事が望ましい。

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