16.--.--：機密南方部隊命令作第１号：【兵力】（艦船のみ抜粋） 16.--.--：軍隊区分 主隊： 第十六戦隊 （足柄） 西方攻略部隊： 第一護衛隊： 第四水雷戦隊 （那珂、 第二驅逐隊 （村雨、五月雨、春雨、夕立） 第九驅逐隊 （朝雲、峯雲、夏雲、山雲） 第二十四驅逐隊 （海風、川風、山風、涼風）） 第三十六號哨戒艇、第三十七號哨戒艇、第三十八號哨戒艇 第二根據地隊：球磨 第一航空部隊：山陽丸、讃岐丸 第三呉羽丸、漁船４隻 第三十九號哨戒艇 東方攻略部隊： 支援隊： 第五戦隊 （妙高、羽黑、那智） 第六驅逐隊 （雷、雷） 第二護衛隊： 第二水雷戦隊 （神通、 第十五驅逐隊 （夏潮、黑潮、親潮、早潮） 第八驅逐隊 （大潮、朝潮、滿潮、荒潮） 第十六驅逐隊 （雪風、時津風、天津風、初風）） 第一號哨戒艇、第二號哨戒艇、第三十四號哨戒艇 第一根據地隊：長良 第二航空部隊：第十一航空戦隊 （千歳、瑞穂） 菊丸、漁船若干 第三十五號哨戒艇 敷設部隊： 第十七戦隊 （嚴島、八重山） 菲島東部隊： 第一砲艦隊 （咸興丸、武昌丸、妙見丸、慶興丸） 第五十一驅潜隊 （第一號東光丸、第十二京丸、第十三京丸） 菲島西部隊： 第三砲艦隊 （南浦丸、阿蘇丸、木曽丸） 第五十三驅潜隊 （興嶺丸、第二京丸、第十一京丸） 17.01.04：南方部隊電令第48号： １月３日附南方部隊第二、第三兵力部署中左の通改む １．菲島部隊指揮官を第三南遣艦隊司令長官とし蘭印部隊指揮官の菲島部隊に対する指揮を解く ３．蘭印部隊主要任務及作戦要領中菲島作戦に関する事項を除く ４．当分の間蘭印部隊指揮官及菲島部隊指揮官は協議に依り其の一部兵力を彼此融通することを得
16.12.27：蘭印部隊電令第１号： 第三根據地隊より編入の二座水偵六機は速にダバオに進出、第三十二根據地隊司令官の指揮を受け ダバオ哨戒に任ずべし 瑞穂は右基地員の輸送に協力すべし 16.12.31：蘭印部隊電令第２号： 蘭印部隊軍隊区分中左の通改む １．第十七戦隊（嚴島、辰春丸欠）を菲島西部隊に加へ指揮官を第十七戦隊司令官に改む 厳島を第二根據地隊に加う ２．敷設部隊を削除す 17.01.05：蘭印部隊電令第３号： １．主隊明６日1700マララグ湾着の予定 ２．第一根據地隊司令官は麾下兵力の一部を以てダバオ湾口附近主隊前路の敵潜掃蕩を実施すべし 17.01.06：蘭印部隊電令第４号： １．第二砲艦隊第一小隊はダバオ着、補給終了後ホロに回航、ホロの警備主として海上よりの ホロ飛行場に対する攻撃を警戒すべし 第二砲艦隊司令は細目に関し第二十三航空戦隊司令官と協議すると共に呉第一特別陸戦隊派遣隊 を指揮すべし ２．厳島は第二護衛隊のメナド攻略後バンガ泊地東口の機雷堰を構成すべし 17.01.06：蘭印部隊電令第５号： 第八驅逐隊司令は陸軍伊藤支隊（伊藤少将の率いる歩兵三個大隊基幹輸送船 三池丸 12,000噸 17節 帝洋丸 6,500噸 13節 良洋丸 6,000噸 12節 あふりか丸 9,500噸 12節 以上四隻）を護衛１月12日香港出港、１月18日迄にダバオに回航すべし 協定は１月11日香港に於て伊藤支隊長と之を行うものとす
17.01.06：蘭印部隊信電令第１号：蘭印部隊機密第686番電： 明７日以降当地在泊中の各艦船警戒要領左の通定む １．見張 昼間四直、夜間六直を標準とす ２．射撃 昼間1/2、夜間1/4の即時射撃可能を標準とす ３．待機 主隊は昼間12節二十分待機、全力一時間待機 夜間12節一時間待機、全力二時間待機 其の他は各司令官所定とす ４．飛行機に依る警戒 （イ）対空警戒 第十一航空戦隊司令官所定に依り第十一航空戦隊、山陽丸、讃岐丸飛行機を 以て日出没前後約三時間サマル島の東西泊地並にマララグ泊地に対する上空警戒を行う外 昼間警戒に関しては司令官所定 （ロ）対潜警戒 〇六三〇より〇九三〇迄足柄飛行機常時一機 一〇〇〇より一八三〇迄第五戦隊飛行機常時一機を以てサンオーガスチン岬を 通ずる東西線以北のダバオ湾内を警戒 ５．艦艇に依る警戒 （イ）第一根據地隊司令官所定の艦艇一隻を以て常時サンオーガスチン岬を通ずる東西線附近を 移動警戒 （ロ）第五戦隊司令官所定に依り第十六戦隊、第五戦隊、第十一航空戦隊の武装内火艇との 通信は各派出艦之を担任、内火艇敵発見せる場合には火箭一発を揚げ之を表示するものとす （ハ）マララグ湾内及びマグナガ湾に於ける哨戒に関しては各所在首席指揮官所定とす 備考 当隊警戒は本項の外第三十二根據地隊水偵並に第十一航空艦隊戦闘機に依る対空対潜警戒の 協力を受くるものとす
16.12.26：蘭印部隊信令第147号： 当隊高雄在泊中各艦船戦備警戒並に至急出港等に関しては左の外信令第141号を適用す １．主隊は12節四時間待機とす ２．四周より来襲する敵飛行機に対しては旗後山を通ずる東西線を基準とし其れより以北（南） 在泊艦船は北方（南方）より来襲する敵機の砲撃に任ずるものとす ３．在泊部隊全部至急出港を要する場合出港順を左の通とす 第六驅逐隊第二小隊、球磨、第九驅逐隊、第二驅逐隊、那珂、足柄、爾余の艦艇は其の後 港口に近きものより遂次出港するものとす ４．応急出動艦を26日は第六驅逐隊第二小隊、以後は司令官所定第四水雷戦隊二艦とし12節 三十分間待機とす
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