外南洋部隊電令作

 17.08.07:外南洋部隊電令作第1号:
       第六戦隊は急速出港、本7日日没時頃地点オマセ55に進出するが如く行動すべし

 17.08.15:外南洋部隊電令作第15号:
       「キ」号作戦護衛隊に金龍丸、第一號哨戒艇及第二號哨戒艇を加う

 17.08.15:外南洋部隊電令作第20号:
      1.「キ」号作戦挺身隊18日2000上陸点に進入直前第二十一驅逐隊一艦をしてルンガ岬附近を砲撃
        機宜行動、?に任ぜしむべし
      2.其の他の?は18日0500以後サンの南方に在りて警戒待機

 17.08.17:外南洋部隊電令作第23号:
       第十七驅逐隊は挺身隊の揚陸作業終了せば浦風を泊地附近に残し陸上との連絡並に泊地警戒に
       任ぜしめ第一小隊はラバウルに回航「レ號」作戦護衛部隊指揮官(第十八戦隊司令官)の
       指揮下に入らしむべし

 17.08.16:外南洋部隊電令作第24号:
       一木支隊主力(輸送船二隻)のガダルカナル基地上陸日時を22日(W+4日)2000に改む

 17.08.17:外南洋部隊電令作第29号:
      1.通信諜報に依れば敵水上艦艇と推定せらるるものニューヘブリデス諸島方面にあるが如し
      2.第六戦隊は急速出撃8月18日夜マライタ島北東方面海面に進出、挺身隊の揚陸作業を間接に
        支援すべし
      3.本職、鳥海及磯風を率い8月19日2000ラバウル発8月21日0500地点「ケヤソ00」に達し
        全作戦を支援す
      4.第六戦隊は敵情に変化なければ8月19日夜第2項の任務を打切り北上、8月21日0500主隊に
        合同する如くすべし

 17.08.16:外南洋部隊電令作第30号:
      1.機密外南洋部隊命令作第3号第4項各部隊の行動中挺身隊行動の後段を左の通り改む
        上陸終了せば陽炎は引返し護衛隊に合同、第四驅逐隊は驅逐艦一隻を泊地の警戒に残し
        他の一隻をツラギ沖に派遣、脱走する敵の阻止撃攘に任ぜしむ、第十七驅逐隊は揚陸作戦終了
        せばラバウルに回航、「レ」号作戦護衛部隊指揮官(第十八戦隊司令官)の指揮下に入る
      2.外南洋部隊電令作第23号を取止む

 17.08.18:外南洋部隊電令作第33号:
      1.外南洋部隊速報第30号挺身隊の行動を左の通改む
       (イ)上陸終了せば驅逐艦二隻を泊地の警戒に残し他の一隻をツラギ沖に派遣脱出する敵阻止
          撃攘に任ぜしむ(第十七驅逐隊行動に関しては電令作第30号に同)
       (ロ)第四驅逐隊二小隊及陽炎は右任務遂行中交互にイサベル島北東岸レカタに於てあけぼの丸
          より補給す

 17.08.19:外南洋部隊電令作第36号:
      1.外南洋部隊は第十七軍と協同して陸軍後続部隊を速にガダルカナル島迄護送同地を確保し
        次でツラギを攻略せんとす
      2.第三水雷戦隊(驅逐隊二隊欠)は陸軍川口支隊(二大隊を基幹とし輸送船二に乗船)を護衛
        8月24日トラック発地点「ケムシ(当体航路C点)34」を通ずる航路を執り8月28日日没後
        ガダルカナル島に達し之を揚陸せしむべし、川口支隊の揚陸終了せば驅逐艦二を残して
        泊地警戒に任ぜしめ爾余の兵力を以て輸送船をラバウル迄護送すべし
      3.第三水雷戦隊の驅逐隊一隊はトラック着補給の上速にラバウルに進出すべし

 17.08.19:外南洋部隊電令作第37号:
      1.敵兵約50名フロリダ島イースス岬見張所附近に上陸彼我交戦中
      2.第四驅逐隊司令は麾下の一艦を同方面に派遣其の敵を撃攘為し得れば同見張所と連絡せしむべし

 17.08.19:外南洋部隊電令作第38号:
      1.第二水雷戦隊(驅逐隊欠)及陽炎は一木支隊及陸戦隊の揚陸作業終了せば陸海軍輸送船を
        トラック迄護送すべし
      2.第一、二、三十四、三十五號哨戒艇は揚陸作業終了次第、適宜レカタ湾にて補給の上
        ラバウルに回航すべし

 17.08.20:外南洋部隊電令作第40号:
       第二十四驅逐隊の一艦を成るべく速にガダルカナル方面に進出せじむべし
       陽炎は右交代後燃料補給せしむ(場所後令)

 17.08.20:外南洋部隊電令作第42号:
      1.第六戦隊は今夜南緯4度20分以南を機宜行動、明日0500地点「ケヘソ00」に於て鳥海に
        合同すべし 鳥海の針路140度、速力20節
      2.陽炎はショートランドに回航、秋津洲より燃料の補給を受くべし
      3.江風は明日0500地点「ケフテ00」附近を機宜行動、後命を待つべし

 17.08.21:外南洋部隊電令作第44号:
      1.第二梯団上陸日を24日に変更せらるる予定
      2.護衛隊は21日正午以後、機宜行動、23日夕刻地点「ケムナ55」に達する如く行動すべし
      3.護衛隊の哨戒艇は22日午後ショートランドに於てあけぼの丸より補給後護衛隊に復帰せしむべし

 17.08.21:外南洋部隊電令作第45号:
       江風は8月21日1800地点「ケミヌ00」に達し夜間敵情に応じガダルカナル基地に侵入し得る
       如く行動すべし、燃料残額報告すべし

 17.08.21:外南洋部隊電令作第46号:
      1.敵輸送船二、軽巡一、1230の位置「ケリマ32」針路305度速力16節、ガダルカナル基地方面に
        増援隊を輸送中のものの如し
      2.江風、夕凪(レカタ待機中)は急速ガダルカナル基地及ツラギ泊地に進入し敵を撃滅すべし
        江風驅逐艦長は本作戦中夕凪を指揮すべし

 17.08.22:外南洋部隊電令作第47号:
       陽炎はあけぼの丸より燃料満載後急速ガダルカナル島方面に進出前任務を続行すべし

 17.08.22:外南洋部隊電令作第48号:
      1.夕凪、江風、第三十驅逐隊(望月、卯月)はショートランドにて補給後、第三十驅逐隊司令
        之を指揮、為し得る限り8月23日夜ガダルカナル方面の夜襲を行うべし、
        進撃準備完成予定報告せよ
      2.卯月はラバウルに於て糧食弾薬を搭載し要すればショートランドに於て燃料補給後、急速進出
        夜間ルンガ岬西方に於て搭載武家kんを揚陸、之を守備隊に交付すべし

 17.08.23:外南洋部隊電令作第50号:
       第三十驅逐隊(卯月、望月欠)陽炎、江風、夕凪は第三十驅逐隊司令指揮の下に今夜
       ガダルカナル方面に進出、所在敵艦船に対し夜襲を決行すべし
       第三十驅逐隊はガダルカナル附近着時刻を報告すべし
       右夜襲終了後各驅逐艦は24日昼間第二梯団に合同すべし
       第二水雷戦隊司令官の指揮を承くるものとす

 17.08.24:外南洋部隊電令作第52号:
      1.卯月はガダルカナル基地救援物資輸送後25日昼間第二水雷戦隊に合同指揮を受くべし
      2.第三十驅逐隊司令は卯月ラバウル発以後之を指揮すべし

 17.08.24:外南洋部隊電令作第54号:
      1.鳥海、衣笠、夕凪8月24日1900の位置「ケムツ31」針路180度速力20節、25日0000反転の予定
        右地点より水偵五機を発進、
        0200頃ガダルカナルを爆撃後レカタを経てショートランドに帰投せしむ
      2.第六戦隊第一小隊は為し得る限り右に準じが去るカナル爆撃を行うべし

 17.08.24:外南洋部隊電令作第55号:
       第二梯団は一時北西方に避退すべし

 17.08.24:外南洋部隊電令作第56号:
       敵有力部隊出現の状況に鑑み第三十驅逐隊(望月、卯月欠)、江風、磯風はガダルカナル突入
       時刻を成るべく早め且夜襲後急速北上し25日0800頃地点「ケヤテ55」に達する如く行動せよ

 17.08.24:外南洋部隊電令作第57号:
       第二梯団は直にガダルカナルに向へ

 17.08.24:外南洋部隊電令作第58号:
       第三十驅逐隊(望月、卯月欠)、江風、磯風、陽炎は25日0500「ケミネ55」に達し
       第二水雷戦隊に合同、同隊司令官の指揮を承くべし

 17.08.25:外南洋部隊電令作第59号:
       25日の上陸を取止めらる
       第二梯団は北西に避退すべし

 17.08.25:外南洋部隊電令作第60号:
       第二梯団は機宜ショートランドに回航すべし

 17.08.26:外南洋部隊電令作第62号:
      1.本職、鳥海、衣笠を率い26日1530ラバウル着の予定
        衣笠補給終了後成るべく速に第六戦隊に復帰せしむ
      2.(不明)
      3.第二水雷戦隊司令官は26日以後毎ガダルカナル夜襲基地を砲撃すべし

 17.08.27:外南洋部隊電令作第64号:
      1.第二梯団はショートランド入泊次第、陸軍部隊の一部を護衛艦艇に移乗せしめ
        28日夜ガダルカナル島のタイボ岬附近に上陸せしむべし
      2.横五特は上陸戦闘可能ならば第一號哨戒艇、第二號哨戒艇、彌生に乗船の上、
        28日夜タイボ岬附近に上陸せしむべし
        若し上陸戦闘に適せざれば急速ラバウルに回航せしむべし
      3.乗艦区分、上陸日時等報告すべし

 17.08.27:外南洋部隊電令作第65号:
      1.陸軍陸戦隊をガダルカナルに揚陸後参加驅逐艦は極力附近泊地を捜索敵艦船を撃滅
        且為し得る限りガダルカナル飛行場を砲撃すべし
      2.揚陸当日以外に於ける驅逐艦の夜襲は其の都度特令す
      3.外南洋部隊電令作第62号3項を取消す

 17.08.27:外南洋部隊電令作第67号:
       第二水雷戦隊司令官は??を以てガダルカナル基地方面に陸兵を輸送揚陸迄一時衣笠に移乗
       本作戦の指揮に任ずべし、
       第二水雷戦隊司令官移乗後特令ある迄衣笠を支援部隊より除き増援部隊に編入す

 17.08.27:外南洋部隊電令作第68号:
      1.増援部隊驅逐艦哨戒艇は陸兵輸送揚陸行動中、敵軽快部隊の奇襲を反撃し得る如く準備しあるべし
      2.第六戦隊は右揚陸当日出撃し日没時概ねガダルカナルの150浬圏附近に対し機宜行動揚陸部隊
        支援に任じ敵情変化なければ天明時ガダルカナルの250浬圏附近に占位するが如く行動すべし

 17.08.28:外南洋部隊電令作第71号:
       第十一驅逐隊(叢雲欠)は28日午前ラバウル発佐渡丸を護衛しつつショートランドに急行、爾後
       第二水雷戦隊司令官の区処を受けガダルカナル方面陸戦隊揚陸任務に従事すべし

 17.08.29:外南洋部隊電令作第73号:
       津輕を「レ」號作戦護衛部隊より除き「カ」號作戦増援部隊に編入す
       津輕は準備出来次第ラバウル発ショートランドに回航同地に於て佐渡丸より夜戦高射砲二門、
       牽引車二台及陸兵若干を移載したる後ガダルカナルに進出(31日夜)之を揚陸すべし

 17.08.29:外南洋部隊電令作第74号:
      1.第二十四驅逐隊??磯風は一旦ガダルカナルの200浬圏外に避退し機宜行動、明29日1600頃
        第十一驅逐隊??ガダルカナルの50浬圏より全速力突入し上陸を決行すべし
      2.哨戒艇は明29日1430頃ガダルカナルの150浬附近進出し爾後全速にて突入すべし

 17.08.29:外南洋部隊電令作第75号:
       本日午前ガダルカナルに対する航空攻撃を実施せらる
       増援部隊驅逐艦哨戒艇は万難を排し今夜の上陸を決行すべし

 17.08.29:外南洋部隊電令作第76号:
       夕立ショートランド着以後支援部隊に編入
       第六戦隊司令官は夕立をしてショートランドの対潜哨戒に任ぜしむべし

 17.08.29:外南洋部隊電令作第77号:
      1.第十一航空戦隊(~川丸欠)山陽丸、讃岐丸を以てR方面航空部隊を編制、
        指揮官:第十一航空戦隊司令官
      2.航空部隊はショートランド(又はレカタ湾)方面に基地を設置主としてガダルカナル方面の
        航空作戦に従事すべし

 17.08.29:外南洋部隊電令作第78号:
       第十一驅逐隊(叢雲欠)及び第二十四驅逐隊(涼風欠)は今夜揚陸作業終了後
       ルンガロード沖にある敵艦船を撃滅すべし

 17.08.29:外南洋部隊電令作第79号:
      1.津輕は成るべく速に出港、第二十驅逐隊と合同、白雲を曳航ショートランドに回航すべし
        津輕のガダルカナル進撃は特令ある迄延期す
      2.陽炎、天霧は白雲乗艦中の陸兵を移乗せしめ30日夜ガダルカナルに進出揚陸を決行すべし
      3.哨戒艇四隻は30日夜の揚陸を決行すべし

 17.08.29:外南洋部隊電令作第80号:
      1.夕立と磯風の任務を一時入換う
      2.夕立を増援部隊指揮官の定むる所に依り速に陸兵輸送任務に従事すべし

 17.08.30:外南洋部隊電令作第81号:
       涼風はショートランドに進出すべし

 17.08.30:外南洋部隊電令作第83号:
       天霧、陽炎及夕立をして今夜の揚陸作業終了後、ルンガロード又はツラギ沖に在る敵艦船を
       撃滅せしむべし

 17.09.08:外南洋部隊電令作第98号:
       敵は今早朝巡洋艦一、驅逐艦六、輸送船六をタイボ岬附近に入泊せしめ上陸を開始、
       今夜増援部隊は全力を挙げ之を攻撃撃滅すべし

 17.09.13:外南洋部隊電令作第100号:
      1.陽炎、白雪は陽炎驅逐艦長指揮の下に本日2200タイボ岬附近に進出、敵の退路を遮断する如く
        行動すべし
        同地進入後、両艦を奇襲隊に編入す
      2.鳥海、第六戦隊、天霧は今夜ヌダイ島附近にありて奇襲隊の支援に任ず

 17.09.13:外南洋部隊電令作第108号:
       第十一航空艦隊飛行機の報告に依れば敵はガダルカナル飛行場使用不能となれり
       奇襲隊及び第十七驅逐隊は速に進撃せよ

 17.09.14:外南洋部隊電令作第117号:
       川口支隊は今夜夜襲を以てガダルカナルを奪取せんとす、奇襲隊は其の大部を挙げて速に
       ガダルカナル基地付近に進出し敵艦艇を撃滅すると共に陸戦に協力すべし

 17.09.19:外南洋部隊電令作第127号:
      1.日進のガダルカナル進出揚陸を9月30日頃に延期す
      2.増援部隊指揮官は日進に警戒驅逐艦を附しカビングに回航警戒待機せしむべし
      3.陽炎ショートランド着以後主隊より除き増援部隊に編入す

 17.09.23:外南洋部隊電令作第134号:
       第四驅逐隊(驅逐艦三欠)陽炎を増援部隊より除き綾波、第九驅逐隊を増援部隊に編入す

 17.09.26:外南洋部隊電令作第141号:第八艦隊機密第260803番電:
       増援部隊指揮官は伊號第二、第三潜水艦をして輸送作業開始迄、ガダルカナル西方海面に配備し
       敵の増援阻止に任ぜしむべし

 17.10.02:外南洋部隊電令作第152号:外南洋部隊機密第021520番電:
        外南洋部隊兵力部署中挺身輸送隊編入驅逐艦を第三水雷戦隊司令官所定驅逐艦適宜に改む

 17.10.08:外南洋部隊電令作第161号:外南洋部隊機密第081420番電:
       千代田及甲標的を外南洋部隊増援部隊に編入す
       増援部隊指揮官は甲標的を以て敵輸送艦船攻撃に任ぜしむべし

 17.10.06:外南洋部隊電令作第172号:外南洋部隊機密第060725番電:
       左に依り水偵をショートランドに派遣第三戦隊のガダルカナル飛行場夜間射撃に協力すべし
       由良、川内各一機、第六戦隊二機

 17.10.12:外南洋部隊電令作第175号:
       第六戦隊及び驅逐隊は速に敵を攻撃撃滅すると共に日進、千歳を掩護?収容すべし

 17.10.23:外南洋部隊電令作第193号:
       Y日を24日に延期せらる
       各隊直に反転便宜帰投せよ

 17.10.25:外南洋部隊電令作第194号:
       ガ島飛行場未だ占領しあらず
       敵情確保迄各隊進撃待て

 17.10.25:外南洋部隊信電令作第195号:
       突撃隊は予定通進撃陸上戦闘に強力すべし

 17.10.25:外南洋部隊電令作第196号:
      1.主隊は急速進撃1600ガダルカナル着陸戦に協力せんとす
      2.第一攻撃隊は第二攻撃隊に引続き突入陸戦に協力すべし

 17.10.25:外南洋部隊電令作第198号:
      1.攻撃隊は射撃終了せば北上イサベル島東方海面を機宜行動すべし
      2.主隊は本日射撃を取止めフロリダ島西方を経て北方イサベル島東方海面を行動す
      3.外南洋部隊は明日前進部隊に策応南下敵艦隊を攻撃せんとす
      4.主隊本夜間の行動集合点は追て令す

 17.10.25:外南洋部隊電令作第199号:
       第一、第二攻撃隊は陸戦協力終わらば一部兵力を以てツラギ、ガ島間哨戒に任ぜしめ
       自余は概ね集結 ルッセル島附近海面に在りて機宜行動警戒待機せよ
       主隊は射撃終了後北上イサベル島南方海面を機宜行動す

 17.10.25:外南洋部隊電令作第200号:
      1.主隊は今夜ニュージョージア島南方海面を機宜行動明0400地点「ケニフ29」に達す
      2.第一攻撃隊(突撃隊を含む)は明日0400地点「ケネヘ00」に待機すべし
      3.第二攻撃隊は明日0400地点「ケマス55」附近に達し待機すべし
      4.自余の隊は増援部隊指揮官所定に依り機宜行動すべし

 17.10.25:外南洋部隊電令作第201号:
       第六驅逐隊及び第二攻撃隊の損傷船は便宜ショートランドに帰投
       補給整備に従事すべし

 17.10.26:外南洋部隊電令作第202号:
       第二次攻撃隊はガダルカナルの200浬圏附近迄北上後命を待て

 17.10.26:外南洋部隊電令作第205号:
      1.主隊はショートランドに至り燃料補給の上敵情に応じ機宜行動す
      2.増援部隊はショートランドに帰投急速燃料補給の上待機すべし

 17.11.06:外南洋部隊電令作第218号:外南洋部隊機密第060001番電:
       外南洋部隊軍隊区分中左の通変更
       (部隊名、指揮官、兵力、主要任務の順)
      1.主隊
        直率
        鳥海、衣笠、驅逐艦四(第四水雷戦隊)
        全作戦支援、敵飛行場制圧射撃、敵艦隊捕捉撃滅
      2.支援隊
        第七戦隊司令官
        第七戦隊(熊野欠)、摩耶、第十驅逐隊(驅逐艦一)、第四水雷戦隊(驅逐艦一)
        敵飛行場制圧射撃、敵艦隊捕捉撃滅
      3.増援部隊
        第二水雷戦隊司令官
        第二水雷戦隊、第四水雷戦隊(第八驅逐隊)
        陸軍輸送船団護衛、増援輸送
      4.爾余の部隊従前通

 17.11.19:外南洋部隊信電令作第236号:
      1.涼風トラック着以後、五洲丸ラバウル着迄一時ラビ攻略部隊指揮官の指揮下に入る
      2.ラビ攻略部隊指揮官は将旗を涼風に移揚、成るべく速にラバウルに進出すべし

 17.11.20:外南洋部隊信電令作第238号:
      1.早潮は白鷹カビエンに到着せば任務引継ぎラバウルに進出すべし
      2.早潮ラバウル到着時を以て同艦(軍隊区分に依る驅逐艦一隻)を支援隊より除き
        R方面防備部隊に編入す

 17.11.28:外南洋部隊電令作第251号:
       有明、夕暮は「11月30日」迄に「ラバウル」に進出すべし 1712

 17.11.29:外南洋部隊信電令作第251号:
       増援部隊指揮官は左に依りガダルカナルに対する陸海軍糧秣及び弾薬の輸送を実施すべし
      1.揚陸日 11月30日 12月3日 6日 9日 12日
      2.充当驅逐艦 第一次乃至第二次輸送は八隻、以後約十六隻
      3.揚陸点 タサハロング及びセギラウ河口付近、情況に依りエスペランス併用

 17.12.31:外南洋部隊電令作第281号:
      1.第四驅逐隊第一小隊は成るべく速にラバウルに進出すべし
        ラバウルに到着時を以て増援部隊に編入す
      2.住吉丸、第三高速丸及び第一三一設営隊を附属とす

18.01.07:外南洋部隊電令作第6号:      1.鶴見は山陽丸をショートランドよりトラック迄曳航すべし        海上護衛に関しては第十五驅逐隊司令の指示を承くべし      2.ビスマルク方面航空部隊は指揮官所定に依り適宜右の上空警戒を実施すべし 18.01.07:外南洋部隊電令作第14号:      1.第二號哨戒艇を増援部隊より除きソロモン方面防備部隊に復帰す      2.ソロモン方面防備部隊指揮官は第二號哨戒艇に適宜の警戒兵力を附し9日夜第二號哨戒艇の        現搭載物件をムンダ基地に揚陸すべし、入泊錨地を第二錨地とす      3.R方面航空部隊は指揮官所定に依り右輸送隊の上空警戒を実施すべし 18.01.09:外南洋部隊電令作第15号:      1.増援部隊指揮官は10日驅逐艦八隻を以てガダルカナルに対する糧秣輸送を実施すべし        揚陸点をエスペランスとす      2.R方面航空部隊は指揮官所定に依り右輸送部隊泊地進入時、対潜対水上艦艇(魚雷艇を含む)        警戒を実施すべし 18.01.11:外南洋部隊電令作第19号:       外南洋部隊兵力部署中左の通改む      1.増援部隊指揮官を「第十戦隊司令官」に改む        秋月(第十戦隊旗艦)を増援部隊に編入す      2.第十七驅逐隊及び舞風を東部ニューギニア方面護衛隊より除き増援部隊に編入す      3.第八驅逐隊(欠朝潮、滿潮)、第二十四驅逐隊(欠海風、涼風)、巻波を増援部隊より除き        東部ニューギニア方面護衛隊に編入し、東部ニューギニア方面護衛隊指揮官を第八驅逐隊        司令に改め主要任務に北部ニューギニアに対する輸送作戦を加う      4.北部ニューギニア方面防備部隊を新設、指揮官を第二特別根據地隊司令官、        兵力を第二特別根據地隊(欠白鷹、第三十六號哨戒艇)、        主要任務を北部ニューギニア占領地域の防衛とす      5.R方面防備部隊より「第一五設営隊」の一部」を削除す 18.01.14:外南洋部隊電令作第25号:外南洋部隊機密第141558番電:       春雨は16日ウエワク揚陸終了せばパラオに回航(行動中に余裕あらばラバウルにて熊野又は       鳥海にて補給の上)第九戦隊司令官の指揮を受け丙号輸送の護衛に任ずべし 18.01.23:外南洋部隊電令作第40号:      1.巡洋艦四隻、驅逐艦七隻の敵は1640の位置地点ヒホ二カケ針路300度速力28節   2100頃コロンバンガラに来襲の算大なり      2.R方面航空部隊は指揮官所定に依り之を捕捉攻撃すべし      3.味方陸攻隊は2100頃雷撃の予定 18.02.03:外南洋部隊電令作第61号:       第九驅逐隊(朝雲)、五月雨を増援部隊に編入す 18.02.06:外南洋部隊電令作第64号:第八艦隊機密第060656番電:      1.機密第052038番電を取止む      2.朝潮は聯合艦隊機密第052000番電に依る冲鷹護衛に従事すべし 18.02.14:外南洋部隊電令作第77号:第八艦隊機密第140933番電:      1.第十驅逐隊(巻雲欠)、第九驅逐隊(朝雲)、五月雨、皐月、文月、長月を一時        第九戦隊司令官の指揮下に入る      2.初雪、敷波を増援部隊に編入す 18.03.03:外南洋部隊電令作第104号:外南洋部隊機密第031705番電:       第二十驅逐隊(村雨)、峯雲は直にラバウルに帰投待機すべし 18.03.08:外南洋部隊電令作第117号:第八艦隊機密第080844番電:       ソロモン方面防備部隊指揮官は初島、立石をして水中磁気探知器設置作業終了せばラバウルに       回航せしむべし 18.04.23:外南洋部隊電令作第173号:第八艦隊機密第336番電:       ステッフェン水道及びメーウェ泊地は昨夜敵機に依り機雷敷設せられたる疑いあり       当分の間同地への入泊(通航)を禁止す 18.04.24:外南洋部隊電令作第176号:      1.第十五驅逐隊、第四驅逐隊(萩風)、第二十四驅逐隊(海風)を増援部隊に編入す      2.第十五驅逐隊は4月26日中にラバウルに進出すべし      3.第四驅逐隊(萩風)、第二十四驅逐隊(海風)は先任司令之を指揮し國川丸及び淀川丸を        成るべく速にトラックよりラバウル迄護衛すべし 18.04.--:外南洋部隊電令作第183号:      1.増援部隊指揮官は左に依りムンダに対する輸送作戦を実施すべし       (イ)使用兵力 第十五驅逐隊、第二十四驅逐隊(海風)、第四驅逐隊(萩風)       (ロ)揚陸日程(回次、月日、驅逐艦隻数の順)          第一次 4月29日 3隻          第二次 4月30日 2隻          第三次 5月3日 3隻          第四次 5月4日 2隻          第五次 5月7日 3隻          第六次 5月8日 2隻       (ハ)揚陸点 コロンバンカラ       (ニ)輸送物件(合計)         (1)?八聯特進出部隊約180名、一三一設営隊員約150名、陸兵約910名(交代員)            及び糧食弾薬等大発約120隻分とし詳細は別に指示す 18.06.01:外南洋部隊電令作第409号:機密第240831番電:       新月は成るべく速にラバウルに進出すべし 18.07.24:外南洋部隊電令作第409号:機密第240831番電:      1.第四駆逐隊(萩風、嵐)、江風を7月23日附増援部隊に編入す      2.江風は成るべく速にラバウルに進出すべし 18.07.27:外南洋部隊電令作第422号:       増援部隊指揮官は川内及び驅逐艦一隻を以て左に依り(以下不明) 18.08.16:外南洋部隊電令作第481号:      1.??第八艦隊機密第161510番電の作戦を??予定航路を第一航路とす      2.増援部隊指揮官は予定の如く作戦すべし、護衛は概ね1900より2300迄実施するものとす        附近に敵艦船在らざること明白ならば0100以後帰途に就くことを得 18.08.16:外南洋部隊電令作第482号:       8月15日附漣を増援部隊に編入す(以下不明) 18.10.09:外南洋部隊電令作第370号:第一通信隊機密第090804番電:      1.外南洋部隊兵力部署中10月9日附襲撃部隊(SYB)を第二襲撃部隊(2SYB)と改称す      2.白露をトラック着(10月9日)後2SYBに編入す        白露は成可速ニラバウルに進出すべし        進出の途次第五戦隊司令官の指揮を承け之が警戒に任ずべし 18.10.13:外南洋部隊電令作第574号:第一通信隊機密第131621番電:       白露は10月15日ラバウルに向けトラック発予定の東京丸、白山丸の護衛に協力すべし

外南洋部隊電令

 17.08.27:外南洋部隊電令作第14号:
       第二十驅逐隊は途中ショートランドに仮泊し第二水雷戦隊司令官区処の下に28日夜上陸を決行すべし

 17.11.09:外南洋部隊電令第48号:外南洋部隊機密第091601番電:
       第十八設營隊は工員約百名をショートランド基地に派遣し第十一航空戦隊司令官の指揮を受け
       基地の設營に任ぜしむると共にパネル約三百枚R方面航空部隊に供給すべし

 17.11.19:外南洋部隊電令作第54号:
      1.羽風、ショートランド到着後同艦を一時増援部隊指揮官の指揮下に入る
      2.増援部隊指揮官は左に依り第二二設営隊及び陸軍部隊のムンダ岬輸送を左記に依り実施せしむ
        べし
       (イ)11月20日 加茂丸(陸軍)、護衛艦一
       (ロ)11月22日 ~威丸、千早丸外一隻、護衛艦二
       (ハ)11月25日 山霧丸外一隻、護衛艦二
       (ニ)行動の概要 船団は未明ショートランド発同日1600頃ムンダ着翌日0330頃同地発帰還

 17.11.23:外南洋部隊電令作第135号:
       外南洋部隊兵力部署を左の通改む
       (区分、指揮官、兵力、主要任務の順)
      1.主隊
        直率
        鳥海、衣笠、望月
        全作戦支援
      2.支援隊
        第七戦隊司令官
        第七戦隊(熊野欠)、摩耶
        ソロモン諸島方面作戦支援
      3.増援部隊
        第二水雷戦隊司令官
        第三十一驅逐隊、第十五驅逐隊(欠早潮)、第二十四驅逐隊(欠海風)
        ガダルカナル方面に対する輸送作戦
      4.R方面航空部隊
        第十一航空戦隊司令官
        第十一航空戦隊、第八〇二空水戦隊、千歳飛行機隊、讃岐丸、山陽丸、天霧、
        第三十六號哨戒艇、第三十八號哨戒艇
        ソロモン諸島方面索敵、ガダルカナル方面輸送艦船上空直衛、ショートランド方面上空警戒
        対潜掃蕩
      5.ソロモン諸島方面防備部隊
        第一根據地隊司令官
        兵力及び任務従前通
      6.東部ニューギニア方面護衛隊
        第十八戦隊司令官
        第十八戦隊(龍田欠)、第八驅逐隊(滿潮欠)、第十驅逐隊(秋雲欠)、春雨、白露、磯波、
        電、早潮
        東部ニューギニア方面に対する輸送作戦
      7.東部ニューギニア方面防備部隊
        第七根據地隊司令官
        第八根據地隊(第二十三驅逐隊、第三十二驅逐隊欠)、第八十二警備隊、
        横須賀第五特別陸戦隊、佐世保第五特別陸戦隊
        東部ニューギニア占領地域の防衛
      8.R方面防備
        第八根據地隊司令官
        従前より第八十二警備隊、横須賀第五特別陸戦隊、佐世保第五特別陸戦隊を除く兵力
        ラバウル方面防衛輸送船護衛
      9.附属
        直率
        従前の兵力に五十鈴、龍田、海風、滿潮、卯月、第八聯合特別陸戦隊、第八気象隊を加へらる
        外、従前通

 17.11.30:外南洋部隊電令作第138号:第八通信隊機密第30073454番電:
       第二驅逐隊(村雨、五月雨欠)は機宜ラバウル発カビエン経由トラックに回航すべし
       右回航の途次12月2日カビエン発予定の摩耶の護衛に任ずべし

18.02.01:外南洋部隊電令第15号:8F第01143265番電:      第一根據地隊司令官は左に依り無線兵器を設置すべし      1.第一通信隊、受信所、送信所、方位測定所、発電所      (イ)設置場所 RXR(Bulari Passage)附近      (ロ)兵器 短波送信機六、長波送信機一、受信機一六、中波方位測定儀一、短波方位測定儀二       (ハ)兵装工事 第十八設營隊      (ニ)土木建築 第一三一設營隊      2.電波探信儀 ニ組      (イ)設置場所 ポポラン島(ショートランド東端)      (ロ)兵装工事 第十八設營隊及聯合艦隊司令部附派遣員      (ハ)土木建築 第一〇一設營隊 18.03.21:外南洋部隊電令第33号:第八艦隊機密第210802番電:       五月雨は第二號長安丸の遭難現場に急行救助すべし

外南洋部隊信電令作

 17.08.15:外南洋部隊信電令作第13号:
      1.本職、鳥海を率い8月17日2000ラバウル出撃、18日1800地点「ケテイ47」を経て19日0500
        地点「ケヘク00」に達す、針路113度速力20節
      2.第六戦隊は19日0500鳥海に合同すべし、
        カビエン出撃より会合点に至る迄の予定航路を報告すべし

 17.08.15:外南洋部隊信電令作第14号:
       外南洋部隊信電令作第13号第1項鳥海の次に磯風を加う

 17.08.17:外南洋部隊信電令作第15号:
       外南洋部隊信電令作第13号を取消す
       第六戦隊は機密外南洋部隊命令作第3号に基き作戦すべし

 17.08.29:外南洋部隊信電令作第19号:
      1.第三水雷戦隊(磯風、綾波欠)を「カ」號作戦増援部隊に編入す
      2.第三水雷戦隊司令官は川内及第十九驅逐隊(磯風、綾波欠)を率い30日ラバウル発
        ショートランドに至り第二水雷戦隊司令官より増援部隊の指揮を継承すべし
      3.第二水雷戦隊司令官は第三水雷戦隊司令官に指揮を譲りたる後夕霧に乗艦トラックに回航すべし
      4.衣笠を支援部隊に復帰す

 17.08.30:外南洋部隊信電令作第21号:
       「カ」號作戦増援部隊指揮官は川口支隊長と協議の上現作戦と併行して大発を以てする
       機動作戦を実施することを得

 17.08.30:外南洋部隊信電令作第22号:
       R方面防備部隊指揮官は第三十號驅潜艇をしてショートランドに回航増援部隊指揮官の
       指揮を受け泊地警戒並に船舶護衛に従事せしむべし

 17.10.01:外南洋部隊信電令作第76号:外南洋部隊機密第011651番電:
       有明を一時主隊に編入す

 17.10.02:外南洋部隊電令作第84号:外南洋部隊機密第081552番電:
      1.有明は9日0200ラバウル発の日枝丸を護衛しショートランドに回航すべし
      2.有明驅逐艦長は護衛中日枝丸艦長の区処を受くべし
      3.有明ショートランド着後主隊より除き増援部隊に編入す


 17.10.12:外南洋部隊信電令作第94号:
      1.第三十八號哨戒艇は五月雨と共に12日1800ラバウル発南海丸、吾妻山丸をブカ北方まで護衛すべし
      2.五月雨驅逐艦長は右護衛に関し第三十八號哨戒艇長を区処すべし

 17.10.13:外南洋部隊信電令作第96号:
       増援部隊指揮官は第十九驅逐隊をしてサボ島附近敵残存兵力を適宜捜索攻撃撃滅せしめたる後
       哨戒に従事せしむべし

 17.10.16:外南洋部隊信電令作第97号:
       外南洋部隊兵力部署中護衛隊の編成を解き右兵力を増援部隊に復帰す

 17.10.19:外南洋部隊信電令作第99号:
       増援部隊は陸軍IXR攻略作戦に呼応左に依り作戦すべし
       (イ)陸軍のOXR攻略に成功せば機を逸せず速に驅逐艦をルンガ岬及びコリ岬沖に派遣、敵兵の
          脱出を阻止撃滅せしむると共に第四水雷戦隊司令官の率いる驅逐艦数隻をタイボ岬及び
          コロンブス岬沖に派遣し敵舟艇脱出を阻止し撃滅   
       (ロ)驅逐隊一隊をRXEに待機せしめ第十一航空艦隊の協議に応じ航空燃料等の急速輸送に任ぜし

 17.10.28:外南洋部隊信電令作第105号:
      1.外南洋部隊信電令作第104号に依る作業終了後、鳥海、衣笠、川内搭載機を一時R方面航空部隊
        指揮官の指揮に入る
      2.R方面航空部隊指揮官は10月30日以降当分の間RXEの150度乃至190度間250浬圏内の飛行索敵
        (1430頃先端に達するものとし其の他指揮官所定)を実施すべし

 17.10.30:外南洋部隊信電令作第106号:
       第九驅逐隊(二欠)及び初雪を主隊より除き夕暮をR方面航空部隊より除き
       夫々増援部隊に編入し天霧を増援部隊より除きR方面航空部隊に編入す

 17.10.30:外南洋部隊信電令作第107号:
       挺身輸送を取止む、挺身輸送隊は便宜基地を撤収すべし 

 17.11.01:外南洋部隊電令作第21号:外南洋部隊機密第010541番電:
       第十八設營隊は速にバラレ島に転進基地造成の準備をすべし

 17.11.06:外南洋部隊信電令作第113号:
      1.外南洋部隊軍隊区分中主隊及び支援隊の驅逐隊及び驅逐艦を増援部隊に編入す
      2.増援部隊指揮官は7日第二水雷戦隊、第五十三驅逐隊、第十驅逐隊を以て在ガ島海陸軍に対し
        驅逐艦輸送を実施すべし

 17.11.06:外南洋部隊信電令作第115号:外南洋部隊機密第061056番電:
       有明は便宜トラックに回航機関の修理整備に任ずべし

 17.11.06:外南洋部隊電令作第116号:外南洋部隊機密第060153番電:
       第四水雷戦隊、第八驅逐隊(驅逐艦1欠)及び望月は8日ガ島に対する驅逐艦輸送を実施すべし

 17.11.17:外南洋部隊信電令作第131号:
      1.第十五驅逐隊(K潮、早潮欠)、第八驅逐隊(滿潮、荒潮欠)、第二十四驅逐隊(涼風欠)を
        増援部隊より除きR方面防備部隊に編入す
      2.R方面防備部隊指揮官はブナに対する海陸軍の増援補給に任ずべし

 17.12.01:外南洋部隊信電令作第140号:外南洋部隊機密第010916番電:
      1.第七戦隊(熊野、摩耶欠)は護衛艦有明、夕暮カビエン着後成るべく速にカビエン発
        ショートランドに進出すべし
      2.有明、夕暮は準備出来次第ラバウル発カビエンに回航し第七戦隊司令官の指揮を承け
        第七戦隊(熊野、摩耶欠)の護衛に任ずべし
        ショートランド着後有明突入隊に夕暮を増援部隊に編入す
      3.外南洋部隊信電令作第139号を取止む

 17.12.01:外南洋部隊信電令作第141号:外南洋部隊機密第011014番電:
      1.第二驅逐隊(村雨、五月雨欠)は機宜ラバウル発トラックに直航すべし
      2.外南洋部隊信電令作第138号を取止む

 17.12.05:外南洋部隊信電令作第145号:
      1.摩耶、春雨は5日午後ラバウル発トラックに回航すべし
        回航中春雨は摩耶の護衛に任ずべし
      2.右はカビエン附近迄支援隊と同航し同隊指揮官の指揮を承くべし

 17.12.31:外南洋部隊信電令作第196号:
      1.増援部隊指揮官は機宜ラバウル発左に依りガダルカナルに対する輸送を実施すべし
       (イ)輸送物件 糧秣、弾薬
       (ロ)揚陸日 1月2日
       (ハ)揚陸点 エスペランス
      2.第三一防空隊長は増援部隊前項の任務行動中、左に依り十三粍機銃隊(銃員、弾薬共)を
        派遣すべし
       (イ)長波、江風各小隊長の指揮する機銃二基分
       (ロ)巻波、涼風、荒潮各機銃二基分
       (ハ)搭載日時 31日午前
      3.R方面航空部隊は増援部隊の揚陸点進入時、対水上艦艇(魚雷艇を含む)警戒オヨ簿
        1月3日黎明時上空警戒を実施すると共に、1月2日ガダルカナル南方及び
        インデスペンサブル海峡の索敵を実施すべし

18.01.03:外南洋部隊電令作第2号:       ソロモン方面簿備部隊指揮官はバラレ島基地防備及附近海面防備に関し三木大佐の指揮すべし 18.01.06:外南洋部隊信電令作第6号:       在ラバウル増援部隊は6日午後ラバウル発ショートランドに進出待機すべし 18.01.08:外南洋部隊信電令作第7号:      1.第八驅逐隊(荒潮、朝潮、滿潮欠)はラバウルに於てガダルカナル輸送用糧秣搭載の上        成るべく速にショートランドに進出すべし      2.第八驅逐隊(荒潮、朝潮、滿潮欠)及び第十六驅逐隊第一小隊ショートランド着後        増援部隊に編入す 18.01.10:外南洋部隊電令作第10号:      1.八GLG司令官は呉六特野戦高射砲中隊を「ヌシト」ラバウル発山jロにてバラレに進出す      2.第十三防空隊照空隊は山jロにてブインに進出すべし 18.01.11:外南洋部隊電令作第11号:       第八聯合特別陸戦隊司令官は呉六特野戦高射砲中隊(探照燈員)を「ヌサベ」ラバウル発の       香久丸にてバラレに進出せしむべし 18.01.12:外南洋部隊電令作第16号:      1.第八聯合特別陸戦隊及ソロモン方面防備部隊指揮官は西阿丸に依り夫々舞鎮七特野戦高射砲        中隊及第十二防空隊残部をショートランド方面に進出せしむべし 以下不明 18.01.13:外南洋部隊信電令作第16号:      (イ)ハ第一項「野戦高射砲中隊」の次に「呉六特高射砲中隊(一小隊及照空隊員)」を加う         以下不明 18.01.19:外南洋部隊信電令作第25号:       第八聯合特別陸戦隊司令官は「ヌヌマ」頂ラバウル発のは西阿丸に左の兵力を進出せしむべし       (配備地点兵力の順)以下不明 18.03.02:外南洋部隊信電令作第306号:外南洋部隊機密第021703番電:       第二十驅逐隊司令は村雨、峯雲を率い機宜ラバウル発4月3日コロンバンガラ入泊       ムンダ飛行場に対する弾薬燃料輸送を行いたる後、サンタクルーズ群島より       外南洋部隊電令作第103号に依るビスマルク方面航空部隊基地員(約140名)を       ラバウルに輸送すべし 18.03.10:外南洋部隊信電令作第69号:第八艦隊機密第100738番電:      1.初島、立石に対するソロモン方面防備部隊指揮官の指揮を解き        ビスマルク方面防備部隊指揮官の指揮下に入る      2.ビスマルク方面防備部隊指揮官は右敷設艇を以てラバウル方面の水中防備を実施すべし 18.03.14:外南洋部隊信電令作第73号:第八艦隊機密第140759番電:       ビスマルク方面防備部隊指揮官は初島、立石をして15日ラバウル発カビエン迄東寧丸を護衛後       トラックに回航せしむべし

外南洋部隊信電令

 17.08.29:外南洋部隊信電令第1号:
       第十九驅逐隊第一小隊は8月30日早朝ラバウル発淺香山丸をショートランド迄護衛の後
       第二水雷戦隊司令官の指揮官に入るべし

 17.09.18:外南洋部隊信電令第5号:
      1.第十八戦隊司令官はガダルカナル島方面主としてツラギ泊地外方に隠密機雷敷設を実施すべし
        増援部隊は第十八戦隊の機雷敷設に協力すべし
      2.第十八戦隊司令官は天龍をトラックに急派、第十八戦隊各艦用九三式機雷並に軌条を搭載の上
        ラバウルに帰投せしむべし

 17.09.24:外南洋部隊信電令作第7号:
       第七根據地隊司令官は呉鎮守府第三特別陸戦隊副官を輸送隊の舟艇指揮官として
       ショートランドに派遣、第四水雷戦隊司令官の指揮下に入らしむべし

 17.09.24:外南洋部隊信電令第8号:外南洋部隊機密第241736番電:
       ラビ攻略部隊指揮官は佐世保第五特別陸戦隊藤川隊より挺身輸送隊の舟艇指揮官として
       准士官以上3並に大発10隻分艇員を選定、最近便にてショートランドに派遣、
       第四水雷戦隊司令官の指揮下に入らしむべし

 17.10.01:外南洋部隊信電令第11号:外南洋部隊機密第01072548番電:
      1.第八建築部長は飛行場整備用として叺10万枚をブイン基地に急派すべし
      2.第八根據地隊司令官は海上トラック二隻を派遣し右輸送に協力すべし

 17.10.16:外南洋部隊信電令第18号:
      1.増援部隊は10月17日全力を挙げて陸軍の輸送を実施すべし
      2.主隊は機宜出撃、右輸送作戦を掩護すべし

 17.10.27:外南洋部隊信電令作第19号:
       由良、九四式水偵(搭乗員欠)を衣笠に補充すべし

外南洋部隊信令作

 18.01.03:外南洋部隊信令作第3号:
       舞風を増援部隊より除き東部ニューギニア方面護衛隊に編入す

外南洋部隊信令

 17.10.16:外南洋部隊信令第166号:
       24節即時待機となせ
       1300出動の予定

 17.11.10:外南洋部隊信令第194号:
       鈴谷、摩耶、衣笠は搭載弾薬全部を白露、夕暮に供給すべし
       供給区分、鈴谷は白雲に衣笠は夕暮に摩耶は両艦に半数宛とす

 18.01.05:外南洋部隊信令第3号:
       在ラバウル増援部隊は速にドラム缶及びゴム嚢搭載の上、出撃準備を完成すべし

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