19.09.25:呂宗海峡部隊電令作第1号: 第一哨戒隊は東港本隊(ラ)の187度73浬の敵潜を捕捉撃滅すべし 第六十一號驅潜艇は準備出来次第出撃すべし 19.09.26:呂宗海峡部隊電令作第2号: 1.GHLIM哨区第一哨戒配備となせ 2.第一哨戒隊東港本隊アパリ派遣隊は(リ)の30度56浬及び(ラ)の187度73浬の敵潜撃滅せよ 19.09.26:呂宗海峡部隊電令作第3号: 1.敵潜水艦はタマ二七船団(27日0000枋寮発2000サブタン仮泊28日1900アパリ仮泊7.5節)の 航路附近に蝟集ある算あり 2.第一哨戒隊は本日2200迄に敵情を得ざれば右船団の前路及び側方警戒に応ずる如く東方に移動 索敵すべし 19.09.26:呂宗海峡部隊電令作第4号: 1.第七十四號驅潜特務艇は28日朝迄バタン島イバヤット島連結線以西距岸30浬以内の対潜掃蕩に 任ずべし 2.嘉南丸は現任務の傍ら長島の警戒に当れ 19.09.20:呂宗海峡部隊電令作第5号: 北緯21度22分東経120度55分及び北緯21度10分東経120度30分の敵潜を撃滅せよ 19.09.27:呂宗海峡部隊電令作第6号: 1.今夜サブタン泊地の周辺30浬以内(特に西及び南側を重視)の警戒を特に厳にせよ 2.第二十一掃海隊は北緯19度30分線まで、第六十一號驅潜艇はルソン島北西迄直接護衛し 爾後指揮官所定の通行動せよ 19.09.28:呂宗海峡部隊電令作第7号: 1.東港本隊アパリ派遣隊は左に依り担任哨区に対し夜間対潜哨戒掃蕩を実施すべし (イ)期間:9月29日より10月5日迄 (ロ)使用機:指揮官所定 (ハ)実施要領:指揮官所定 (ニ)友軍飛行機及び艦艇との連絡を密に味方識別及び保安に充分注意するものとす (ホ)昼間哨戒特令又は重要船団護衛を要する時の外適宜調節実施することを得 2.哨戒艇は右期間夜間の行動所在(哨区を以て示す)を同日正午迄に報告通報すべし 19.09.29:呂宗海峡部隊電令作第8号: 通信諜報に依れば近日中に敵機動部隊台湾方面に対し空襲する算大なり 各部隊は左に依り敵の奇襲に対し厳重警戒せよ (イ)当分の間総員起床を日出一時間半前とし日出三十分後迄第一警戒配備となせ (ロ)空戦可能の飛行機は反撃準備を整え置くものとす (ハ)対空見張を厳にし飛行機車輛の分散退避及び防空砲台の戦闘即応に遺憾無きを期すべし 要すれば避退飛行機の搭載機銃を防空用に使用するものとす 19.09.29:呂宗海峡部隊電令作第9号: 第二十一掃海隊、第六十一號驅潜艇は30日午後高雄発のタマ二九船団をサンフェルナンドまで 直接護衛に任ずべし 19.09.30:呂宗海峡部隊電令作第10号: 第八十七號及び第九十二號驅潜特務艇は10月1日午後高雄発のタマ28船団の直接護衛に任ずべし ボジドウル岬附近にて護衛を止め爾後概ね列島線へりに対し哨戒しつつ帰投せよ 3日以降単独行動中は夜間対空味方識別に注意せよ 19.09.30:呂宗海峡部隊電令作第11号: 航空部隊は夜間哨戒に支障なき限り全力を以てミ十九(31日1100発)、タマ二八、タマ二九 (1日午後発)船団(何れも重要船団)及びマタ二七B船団(護衛艦なし)直接護衛に任ずべし 19.10.01:呂宗海峡部隊電令作第12号: 北緯20度10分東経120度41分を中心とする30浬圏内の対潜索敵攻撃すべし 19.10.02:呂宗海峡部隊電令作第13号: 1.当隊電令作第8号に依る対空関係以外の総員起を定時に改む 2.敵情尚厳戒を要するに付対空関係員は特に黎明前後の見張警戒を厳にすべし 19.10.03:呂宗海峡部隊電令作第14号: 津山丸(タマ二八船団)敵潜の雷撃を受け北緯21度02分東経121度36分、2日2250敵潜蝟集 遊撃を受く算大なり、天候許す限りタマ二八船団、二九船団に対する護衛を強力に実施せよ 19.10.--:呂宗海峡部隊電令作第15号: ? 19.10.05:呂宗海峡部隊電令作第16号: アパリ派遣隊は5日、6日左に依りアパリを基点とし敵機動部隊の索敵を実施すべし 進出方向115度、103度、91度側程左60浬進出距離500浬発進時刻0600颱風(北方面に転進す)を 避け保安に留すべし 19.10.05:呂宗海峡部隊電令作第17号: 1.高警電令作第417号の護衛任務に従事すべし 2.香港着後北上船団あらば適宜高雄附近まで護衛に任じ帰投せよ 19.10.05:呂宗海峡部隊電令作第18号: 6日乃至8日0500より0715迄第一警戒配備にて厳重警戒せよ 右の外指揮官所定に依り見張警戒を厳にせよ 19.10.10:呂宗海峡部隊電令作第19号: 今明日左に依り索敵部隊哨戒を行うべし 1.東港本隊鵞鸞鼻を基点とする85度より145度迄進出距離350浬 五機発進時刻10日1000、11日0600 2.バスコ派遣隊NR哨区対潜対空哨戒 3.アパリ派遣隊第二十一掃海隊船団直衛 19.10.10:呂宗海峡部隊電令作第20号: 明11日以後、当分の間0530より0900迄第一種警戒配備となせ 19.10.15:呂宗海峡部隊電令作第21号: 今明日可動機全力を以て東港本隊は台湾東岸(戦場附近)西岸バスコ派遣隊は南岸附近の 敵潜索敵攻撃及び友軍搭乗員の捜索をなせ 19.10.15:呂宗海峡部隊電令作第22号: 1.敵潜水艦は戦場附近の敗残兵救出に当る算大なり 2.第二十一掃海隊、第六十一號驅潜艇は補給終了次第速に出撃、東経125度00分線以西、 北緯22度00分以北32度30分以南の海面に於て索敵攻撃及び友軍機搭乗員の救出に任ずべし 19.10.15:呂宗海峡部隊電令作第23号: S特作戦に於ける対潜掃蕩区域を東経121度00分乃至124度00分北緯22度乃至24度00分を以て 包む海面とし各部隊の担任海面を左の通定む 1.呂宗海峡部隊 (イ)第二十一掃海隊、第六十一號驅潜艇:北緯22度30分乃至23度30分 (ロ)東港本隊:北緯23度00分以南 2.北西海面部隊 (イ)馬公方面防備部隊艦艇:北緯22度30分以南 (ロ)花蓮港方面防備部隊:北緯23度30分以北 (ハ)陸軍航空部隊:協力海面を北緯23度00分以北とす 19.10.17:呂宗海峡部隊電令作第24号: 1.S特作戦参加部隊は各隊先任指揮官所定に依り各担任海面内の対潜掃蕩撃滅及び友軍搭乗員の 救出に任ずべし 2.本作戦実施に当り各隊間特に艦艇飛行機の嚮導連携を緊密にすべし 19.10.17:呂宗海峡部隊電令作第25号: S特作戦取止め、第二十一掃海隊、第六十一號驅潜艇は南湾又は海口方面に在り待機せよ 19.10.17:呂宗海峡部隊電令作第26号: 1.高雄燈台の300度21浬に敵潜水艦出現す 2.第二十一掃海隊、第六十一號驅潜艇、第二十一掃海隊司令指揮の下、今夜D哨区 (東経119度30分以東を含む)の哨戒掃蕩を実施せよ 3.東港本隊明早朝右海面を哨戒掃蕩すべし 19.10.19:呂宗海峡部隊電令作第27号: 1.第二遊撃部隊20日朝馬公着補給後出撃予定 2.第二十一掃海隊、第六十一號驅潜艇は同隊馬公出撃時より概ね北緯20度線通過迄前路掃蕩に 任ずべし 19.10.21:呂宗海峡部隊電令作第28号: 1.第二十一掃海隊、第六十一號驅潜艇は第二遊撃隊の前路掃蕩任務終了後敵情を得ざれば急速 バタン列島東方海面に進出、25日朝まで東経125度及び123度30分北緯21度20分乃至北緯17度を 以て包む海面の対潜掃蕩を実施すべし 但し夜間は東経123度30分以西の海面とし航空機点出せよ 2.東港本隊バスコ派遣隊は23日より25日迄バタン列島東方海面の対潜哨戒掃蕩を実施すべし 3.第一機動艦隊本隊及び第二遊撃部隊の周辺(但し概ね東経125度00分以西)に敵潜出現したる 時は機を逸せず之を攻撃制圧すべし 19.10.24:呂宗海峡部隊電令作第29号: 航空部隊、第六十一號驅潜艇はHN哨区に出現せる敵潜水艦を索敵撃滅すべし 19.10.24:呂宗海峡部隊電令作第30号: 第六十一號驅潜艇は春風船団の涼風丸、第三東洋丸、高雄に向け航行中、速に会合直接護衛に当れ 19.10.26:呂宗海峡部隊電令作第31号: 第三十九號掃海艇は準備出来次第高雄発モマ〇五船団遭難現場北緯19度00分東経120度42分に 急行、第二十一驅潜隊司令の指揮を承け救難及び敵潜攻撃に任ずべし 19.10.29:呂宗海峡部隊電令作第32号: 東港本隊は当分の間左に依り対機動部隊索敵を実施すべし基点鵞鸞鼻進出方面(索敵線番号) 140(丁28)、125(丁25)、110(丁22)、95(丁19)、80(丁16)進出距離300浬測程左折 40浬、発進時刻0600、使用機数索敵線指揮官所定 19.11.04:呂宗海峡部隊電令作第33号: 1.敵潜はM及びQ区北側に蝟集しある算大なり 2.今明日航空部隊はMQ全域哨戒部隊は二十九哨戒線列島及び三十哨戒線附近を極力掃蕩すべし 19.11.05:呂宗海峡部隊電令作第34号: 1.第六十一號驅潜艇及び第八十三號驅潜特務艇は5日1800高雄発の昭榮丸をサブタン泊地まで 護衛すべし 2.第六十一號驅潜艇は右任務終了後、第八十三號驅潜特務艇は概ね昭榮丸サブタン出港まで 同方面の警戒に任じたる後帰投すべし 19.11.05:呂宗海峡部隊電令作第35号: 1.第七十四號驅潜特務艇は明6日午前準備出来次第高雄発対潜掃蕩しつつサブタン泊地に回航 昭榮丸同地発まで警戒に従事したる後、第八十三號驅潜特務艇と共に帰投すべし 2.第六十一號驅潜艇は第七十四號驅潜特務艇サブタン着後、同地発帰投すべし 19.11.07:呂宗海峡部隊電令作第36号: 紀洋丸は当分の間、基隆方面防備部隊指揮官の作戦指揮を承くべし 19.11.09:呂宗海峡部隊電令作第37号: 第三十八號掃海艇は9日高雄発タマ三一B船団をラポックまで護衛に任じ 爾後列島線に沿い対潜掃蕩しつつ帰投すべし 19.11.09:呂宗海峡部隊電令作第38号: 第六十一號驅潜艇は佐世保に回航入渠修理の上成るべく速に帰投すべし 内地往返の途次第一海上護衛隊の船団護衛に協力すべし 19.11.09:呂宗海峡部隊電令作第39号: 第六十一號驅潜艇は1800高雄発10日0300北緯21度東経119度00分に他する如く行動し 爾後葉前路掃蕩に任じたる後、基隆に回航すべし 19.11.09:呂宗海峡部隊電令作第40号: 1.第百七十七號驅潜特務艇、第百七十六號驅潜特務艇は10日高雄発タマ三一B船団航路の 対潜掃蕩を実施しつつサブタン泊地に回航すべし 2.第七十四號驅潜特務艇、第八十三號驅潜特務艇は現任務を右両艇に引継ぎたる後 タマ三一B船団のサブタン出撃前適宜三〇哨戒線北側附近まで対潜掃蕩を実施したる後 帰投すべし 19.11.10:呂宗海峡部隊電令作第41号: 第三十九號掃海艇は明早朝出港、葉に合同し護衛に従事すべし 同艦10日1000の位置北緯18度45分東経119度30分高雄に向け北上中、速力約六節 19.11.11:呂宗海峡部隊電令作第42号: 1.第二昭和丸、高知丸は12日高雄発のタマ三一B船団の警戒に任じつつサブタンに回航 昭榮丸の警戒に従事すべし 第七十四號驅潜特務艇、第八十三號驅潜特務艇は右両艇に任務引継後、帰投すべし 2.第百七十七號驅潜特務艇、第百七十六號驅潜特務艇のサブタン行を取止む 明日風波収まり次第D哨区哨戒しつつ帰投せよ 19.11.13:呂宗海峡部隊電令作第43号: 第二十一掃海隊(第三十八號掃海艇欠)は11月15日高雄発の葉を基隆迄護衛すべし 帰途ヒ八一船団高雄行分団(17日1900北緯24度00分東経120度00分にて船団より分離の予定)の 護衛(情況により間接護衛)に任ぜよ 19.11.13:呂宗海峡部隊電令作第44号: 1.第七十四號驅潜特務艇、第八十三號驅潜特務艇はマタ三一船団サブタン着後、便宜同地発 対潜掃蕩しつつ帰投せよ 2.第二昭和丸、高知丸は当分の間サブタンを基地としM哨区の対潜哨戒掃蕩に従事すべし 19.11.14:呂宗海峡部隊電令作第45号: 13日1740敵潜測定位置北緯22度40分東経120度00分 葉(第二十一掃海隊護衛)15日0900左営北上の予定、 各隊は至急出動、左に依り敵潜撃滅、葉の護衛警戒に任ずべし 1.第百六十三號驅潜特務艇、第百九十二號驅潜特務艇、第百七十六號驅潜特務艇は 北緯23度10分乃至北緯20度30分及び東経129度40分以東の海面 第百五十一號驅潜特務艇、旺洋丸は北緯22度30分以南のD哨区掃蕩 2.東港本隊は高雄港を中心とする50浬圏内(北緯22度20分以北)掃蕩 19.11.15:呂宗海峡部隊電令作第46号: 明16日0800迄敵情を得ざれば帰投せよ 第百七十七號驅潜特務艇は明日0800以後出動、17日正午迄D哨区及び湾口哨戒を実施すべし 19.11.16:呂宗海峡部隊電令作第47号: 当隊電令作第32号に依る東港本隊対機動部隊索敵を当分の間中止す 19.11.18:呂宗海峡部隊電令作第48号: 第三十九號掃海艇、第百七十七號、第百七十六號驅潜特務艇はタマ三二船団の護衛に任じ ボジドール岬附近にて適宜護衛を止め、爾後列島線に沿い対潜掃蕩しつつ帰投すべし 19.11.21:呂宗海峡部隊電令作第49号: 1.第四十一號掃海艇、第百五十一號、第百九十二號、第八十三號驅潜特務艇、旺洋丸は 明22日0800迄北緯22度30分乃至北緯22度00分を以て囲む海面の対潜掃蕩実施し 敵情に変化なければ1000以後帰投せよ 2.明日の湾口警戒を第百六十三號驅潜特務艇とす 19.11.25:呂宗海峡部隊電令作第50号: 本日0518北緯20度48分東経121度40分にて轟沈せる船舶あり、航空部隊索敵攻撃せよ 19.11.25:呂宗海峡部隊電令作第51号: 1.バタン島イトバヤット島西方海面敵潜蝟集す 2.第一哨戒配備となせM哨区 3.第四十一號掃海艇、高知丸、旺洋丸は準備出来次第出撃現場に急行、航空部隊と協力 敵潜を撃滅すべし 19.11.--:呂宗海峡部隊電令作第52号: ? 19.11.29:呂宗海峡部隊電令作第53号: 第二昭和丸、第八十三號驅潜特務艇はバタン島迄タマ三四船団(岩戸丸はバタン島行)の護衛に 協力し爾後岩戸丸高雄帰投迄同船の護衛に任ずべし 19.11.30:呂宗海峡部隊電令作第54号: 1.タマ三三船団30日2200高雄発1日0900ワイアミ島以後南下 2.今明日I及M(東側)哨区第二哨戒配備となせ 3.第四十一號掃海艇、高知丸、旺洋丸は前路哨戒に引続きバタン島附近まで側方警戒に任ずべし 4.電探機哨戒中に付、夜間上空灯点出すると共に味方識別に注意すべし 19.11.30:呂宗海峡部隊電令作第55号: 1.当隊電令作第53号護衛兵力に第九十六號驅潜特務艇を追加す 2.第九十六號驅潜特務艇、第八十三號驅潜特務艇はムサ泊地迄タマ三四船団の護衛に 協力したる後バタンに回航、岩戸丸の護衛任務に従事すべし 19.12.19:呂宗海峡部隊電令作第56号: 1.第四十一號掃海艇、第二昭和丸、鮎川丸、第九十一號驅潜特務艇はタマ三六B船団(尊條丸 カミグイン島行、白河丸、東萊丸、第十一日寶丸、第三近油丸以上マニラ行)をラオアグ附近迄 護衛、帰途尊條丸を高雄迄護衛すべし 2.第四十一號掃海艇長は尊條丸カミグイン島にて作業中適宜警戒艇を附すべし 3.第三十九號掃海艇は準備出来次第出港、カラヤン島遭難者(約230名)収容帰投すべし 4.第四十一號掃海艇、白河丸、東萊丸往航途路航空燃料(計140本)をバスコに陸揚すべし
19.12.24:呂宗海峡部隊電令作第1号: 第三十九號掃海艇はタホ船団(24日早朝発)を香港まで護衛したる後適宜船団を護衛帰投すべし 19.12.--:呂宗海峡部隊電令作第2号: ? 19.12.27:呂宗海峡部隊電令作第3号: 1.紀洋丸、高知丸は準備出来次第出港、カミギン島にて作業終了の尊條丸を護衛、帰投すべし 2.第四十一號掃海艇及第百九十一號驅潜特務艇は第四十一掃海隊機密第262130番電通り 高雄に帰投すべし 19.12.30:呂宗海峡部隊電令作第4号: 1.第四十一號掃海艇、陽光丸、鮎川丸、紀洋丸、高知丸、第百五十一號、第百六十三號、 第百七十六號、第百七十七號驅潜特務艇は準備出来次第出撃、第四十一號掃海艇長指揮の下に 北緯21度00分東経121度22分敵潜掃蕩撃滅及び呉竹乗員の救助に任ずべしの 2.第九五三海軍航空隊は全力を挙げ右に協力すべし 20.01.02:呂宗海峡部隊電令作第5号: 本日1600に至るも敵情を得ざれば掃蕩を止め適宜帰投せよ
19.09.24:呂宗海峡部隊電令第1号: 1.第二十一掃海隊司令は第二十一掃海隊、第六十一號驅潜艇及び曳船長島を指揮し バタン島イバナ沖に擱坐せる武藏丸の救難に任ずべし 2.航空部隊は右作業中、随意哨戒機を派し警戒すべし 19.09.27:呂宗海峡部隊電令第2号: 1.武藏丸の人員重要物件の撤去収容終わらば武藏丸艇長所定に依り明朝以後便宜現地発 高雄に帰投すべし、途中敵潜の現状に鑑み長島の護衛を厳にせよ 2.物件の撤収其の他の関係上要すれば武藏丸乗員適宜をバスコ派遣隊に残し同艇を監視に 当てしむべし 19.09.27:呂宗海峡部隊電令第3号: 旺洋丸は28日0600高雄発の響(後進低速力)を馬公まで護衛したる後帰投すべし 19.11.17:呂宗海峡部隊電令第4号: 18日以後敵機動部隊の来襲に備え0600より0800迄第一警戒配備となせ 右時間在泊艦艇は原速力即時待機とし航空部隊は指揮官所定に依り船団護衛兵力を残し他は 極力分散退避、偽装遮蔽を実施すべし 19.11.21:呂宗海峡部隊電令第5号: 第四十一號掃海艇、第百五十一號、第百九十二號、第八十三號驅潜特務艇、旺洋丸は 対潜掃蕩をなしつつなるべく速に台湾堆南方に、第三十八號掃海艇は適宜洋心に進出、 第百六十三號驅潜特務艇、高知丸、第二昭和丸は壽山下に避泊、敵機動部隊の来襲に警戒せよ 19.11.24:呂宗海峡部隊電令第6号: 第三十八號掃海艇はラオアグより高雄に向け東経120度線を北上中19日1050以後無線連絡を絶つ 諸状況より推定し敵潜と交戦重大なる損傷を蒙りたるものと認めらる 各隊は作戦任務の傍ら左記区域を捜索すべし 19.12.04:呂宗海峡部隊電令第7号: 高警信令第257号に依る 1.警戒艦を第百五十二號、第百九十號驅潜特務艇に指定す 2.東港本隊は東吉嶼の198度23浬に碇泊中の春風(本日長島曳航)の警戒に当れ 19.12.08:呂宗海峡部隊電令第7号:(重複) 長島の警戒任務を解く、帰投せよ 19.12.11:呂宗海峡部隊電令第8号: 12日前後在支米空軍台湾空襲の算大なり、各隊左に依り警戒を厳にすべし 1.高知丸、第百七十七號驅潜特務艇、第百八十九號驅潜特務艇は12日0700高雄発 海口又は南湾を基地としHI区哨戒、右の外特令に依り壽山下及び左営に分散退避 2.第二十一掃海隊は適宜台湾南湾避泊、13日夕刻帰投せよ 3.航空部隊哨戒機以外の機材車輛燃料等の分散退避遮蔽 4.D哨区哨戒は予定通り
*****