黄海方面部隊電令作

 20.03.21:黄海方面部隊電令作第3号:
      1.黒山島部隊は第一警戒配備となせ
      2.巨濟及び第二十六號驅潜艇は明日天明後、速に出撃、大黒山島の311度75浬の敵潜を掃蕩
        撃滅せよ

 20.03.22:黄海方面部隊電令作第4号:
      1.黄海方面には目下敵潜二隻以上侵入しあるものの如し第九五一航空隊済州島派遣隊は可成多くの
               航空機を派遣し左記を中心とし50浬圏内を索敵攻撃すべし
        記
        大黒山島の311度75浬
      2.目下黄海方面部隊の艦艇六隻を以て掃蕩中 

 20.03.23:黄海方面部隊電令作第5号:
       第二十六號驅潜艇は1000紅島の15度24浬に敵潜らしきものを探知攻撃せり
       第十五號掃海特務艇は直ちに出動、七発島、大黒山島間を哨戒すべし

 20.03.25:黄海方面部隊電令作第6号:
       第二十六號驅潜艇の攻撃に依り敵潜の撃沈概ね確実なりと認む、本日0800迄特に敵情を得ざれば
       掃蕩を止め巨濟、第二十六號驅潜艇、第十九號驅潜艇及び第十五號掃海特務艇は荷衣島に帰投せよ
       隠岐は第十二哨戒線に就け、黒山島部隊は第三配備となせ 

 20.03.26:黄海方面部隊電令作第7号:
       第六文丸報 26日1230北緯35度18分東経123度15分に於て被雷沈没せる船あり
       隠岐及び第十九號驅潜艇は之を掃蕩撃滅せよ

 20.03.26:黄海方面部隊電令作第8号: 
       敵潜出現情況に鑑み
      1.第九五一航空隊済州島派遣隊は北緯35度北緯36度東経122度東経124度にて囲まれたる海域の
        掃蕩を実施すべし
      2.第二十六號驅潜艇は補給終了後速に木浦発荷衣島に進出すべし
      3.大黒山島待機艦艇は第十二哨戒線の哨戒を実施すべし

 20.03.29:黄海方面部隊電令作第9号:
      1.隠岐、第十九號驅潜艇及び第二十六號驅潜艇は北緯34度50分東経122度28分の敵潜を掃蕩
        撃滅せよ
      2.第三開洋丸及び第八十號驅潜特務艇は黒山島錨地に帰投せよ

 20.03.30:黄海方面部隊電令作第10号:
       31日0600に至るも敵情を得ざれば掃蕩を止め
      (イ)隠岐、第十九號驅潜艇は北緯35度53分東経123度25分に於ける前攻撃点に至り効果検討後
         荷衣島に帰投せよ
      (ロ)第二十六號驅潜艇は第十二哨戒線に就き哨戒せよ

黄海方面部隊電令



黄海方面部隊信電令作

 20.03.21:黄海方面部隊信電令作第5号:
      1.黒山島部隊は第一警戒配備となせ
      2.巨濟及び第二十六號驅潜艇は明日天明後速に出撃、大黒山島の311度75浬の敵潜を掃蕩撃滅せよ

黄海方面部隊信電令


黄海方面部隊信令作



黄海方面部隊信令

 20.03.13:黄海方面部隊信令第1号:
       当隊明日0800出撃、荷衣島に回航す、回航中の作業其の他は後送す

 20.03.14:黄海方面部隊信令第2号:
       黄海方面部隊日令第1号中左の通改む
      1.隠岐を削除し艦船番号第十九號驅潜艇を二番艦とす、但し錨地は日令所定三番艦の錨地とす
      2.直衛配備中二番艦の占位を旗艦の左60度1500米とす
 
 20.03.20:黄海方面部隊信令第3号:
       隠岐は準備出来次第出港、東経123度線附近までジャカルタ丸の護衛に任じたる後、
       第十二哨戒線に就け、敵情其の他は口達せる通 

 20.03.21:黄海方面部隊信令第4号:
       第二十六號驅潜艇は便宜木浦に回航補給(燃料を除く)を行いたる後24日午前同地発荷衣島に
       回航、春月より燃料を補給すべし

 20.03.26:黄海方面部隊信令第7号:
       第十九號驅潜艇は準備出来次第出港、六〇一七航路を西航、第六文丸報に依る雷撃地点に至り
       敵潜を掃蕩撃滅せよ
       昨日1225第一新東丸、本日0530日昌丸何れも荷衣島発六〇一七航路を西航中なり

 20.03.27:黄海方面部隊信令第8号:
       第二十六號驅潜艇は直に出撃、昨日の敵潜現場附近に至り隠岐艦長の指揮を受け之が掃蕩に
       従事すべし

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