20.04.11:第七艦隊電令作第1号:機密第111047番電: 下関防備隊司令は下関海峡付近の機雷掃海対潜作戦に関し呉海軍航空隊大浦湾派遣隊の 協力を受くべし 20.04.13:對馬海峡方面部隊電令作第2号:機密第130336番電: 1.4月13日0100頃敵機数機下関海峡東口部埼附近海面に機雷を敷設せし疑あり 2.下関防備隊司令は速に海峡東口担任海面内の主航路及び水道の掃海を実施すべし 20.04.13:第七艦隊電令作第3号:機密第131093番電: 下関防備隊司令は海上交通保護及び対潜作戦に関しGEB電令作第446号に依る呉空大浦派遣 兵力を指揮すべし 20.04.21:對馬海峡方面部隊電令作第5号:機密第211952番電: 鎮警より新編入の部隊を以て對馬防備部隊を編成、兵力部署を左の通り定む (部隊、指揮官、兵力、哨戒線、其の他の順) 1.西水道哨戒隊、津蘭丸特設駆潜艇長、津蘭丸、久美丸、第二百四十八號駆潜特務艇、 第二百五十號駆潜特務艇、海栗島、鴻島、郷埼各防備衛所、国島、豆酸埼間、竹敷 2.東水道哨戒隊、第十五日東丸特設駆潜艇長、第十五日東丸、第七十一號駆潜特務艇、 第二百四十九號駆潜特務艇、第二十五日東丸、第六開洋丸 沖ノ島、若宮、魚釣埼、琴埼、神埼各防備衛所、砺埼、沖ノ島間、比田勝 3.任務、對馬海峡の海上防備見張警戒敵潜撃滅及び通航船舶の護衛 20.05.15:第七艦隊電令作第6号:機密第151334番電: 對馬海峡方面部隊機密第11号ノ3に依る兵力部署中呉海軍航空隊大浦派遣隊及び第九五一 海軍航空隊博多派遣隊を除く 20.05.18:對馬海峡方面部隊電令作第7号:機密第182123番電: 関門防備部隊指揮官は掃海協力の為派遣せしめある佐伯防備隊及び鎮海防備隊所属船艇を 成るべく速に原隊に復帰せしむべし 20.05.19:對馬海峡方面部隊電令作第8号:機密第191706番電: 5月15日附駆潜特務艇第160、166、170、172、179、186、197、208、232、239及245号を 関門防備部隊に編入す 20.05.19:對馬海峡方面部隊電令作第9号:機密第191711番電: 第三十三掃海隊を関門防備部隊より除き本職直率とす 第三十三掃海隊司令は対機雷戦に関し関門防備部隊に協力すべし 20.05.20:對馬海峡方面部隊電令作第10号:機密第200820番電: 1.第百六十六號駆潜特務艇及び第百七十二號駆潜特務艇を関門防備部隊より除く 2.右両駆潜特務艇は便宜下関発舞鶴に帰投すべし 20.05.21:對馬海峡方面部隊電令作第11号:機密第291803番電: 5月29日附特設監視艇第二千勝丸、コ安丸、第十一住吉丸、王田丸、第七住吉丸、 第三會漁丸、第二良榮丸、大鳳丸、第七幸丸を関門防備部隊に編入す 20.06.12:第七艦隊電令作第12号:機密第121023番電: 1.敵潜日本海に侵入しあり 2.對馬防備部隊は特に對馬海峡の見張警戒を厳にし敵潜の侵入阻止並に之が撃滅に任ずべし 20.06.30:第七艦隊電令作第13号:機密第301937番電: 当艦隊各方面掃海部隊は毎日左に依り掃海戦闘概報を報告すべし 1.掃海始(終)時刻 2.掃海区域並に航過回数 3.掃海法(舟艇掃海兵器の種別及び数) 4.処分(誘爆)機雷数及び位置 5.翌日掃海予定区域 6.掃海水道啓開完了見込日時(要する時のみ) 7.自爆機雷及び位置(要する時のみ) 20.06.19:對馬海峡方面部隊電令作第14号:機密第192043番電: 関門防備部隊指揮官は関門港方面の機雷掃海に関し第八十一戦隊より派遣せられたる掃海隊 (約一隊)を区処すべし 20.06.26:第七艦隊電令作第15号:機密第261430番電: 而今博多湾警備隊指令及び第四監視艇隊司令は夫々福岡湾及び唐津湾掃海交通の航行管制に 任ずべし
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