もともと船舶の信号符字と船舶局の呼出符号は別のものでしたが、昭和3年10月より同5年12月までロンドンで開催された萬國船舶信號書改訂会議の結果、国際信号旗、無線通信の通信規程並「船舶信号符字、航空機信号符字は或いは登録信号は無線呼出符号と同一にして文字4個より成り、最初の一字若しくは二字は其の国籍を表示するものとす」という決議の採択がなされました。これは昭和9年1月1日を期し各国で施行されることとなり、我が国では昭和7年6月より船舶局の呼出符号に合わせる形で変更が図られ、昭和10年頃までには古い体系での信号符字は姿を消しました。
これについては本サイトの対象となる時代の話ではないので一部の例外を除いて船歴の中では触れなかったのですが、いろいろと調査されている方のご参考になればと、特設艦船について新旧の信号符字の対照表を作成してみました。表4をご覧ください。
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