景山丸の船歴

 年 月 日：船歴

 --.--.--：起工
 02.07.25：進水、命名：景山丸
 02.11.--：竣工

 02.09.--：新規登録：所有者：近海郵船株式會社*、船籍港：東京市、
 　　　　　　　　　　登録総噸数：2,318、登録純噸数：1,322
 03.03.08：変更登録：登録総噸数：2,319、登録純噸数：1,321
 13.03.31：定期検査
 14.09.09：所有権移転登記：東亞海運株式會社
 14.09.20：変更登録：所有者：東亞海運株式會社

 --.--.--：徴傭：陸軍
 15.--.--：第32病院船衛生員乗船
 15.11.19：患者235名収容
 15.11.19：塘沽〜門司
 15.11.23：患者23名揚陸
 15.11.--：門司〜大阪
 15.11.25：患者212名揚陸
 15.--.--：大阪〜上海
 15.12.04：患者237名収容
 15.12.04：上海〜門司
 15.12.06：患者40名揚陸
 15.12.--：門司〜宇品
 15.12.07：患者197名揚陸　
 --.--.--：宇品〜塘沽
 16.01.14：患者232名収容
 16.01.14：塘沽〜門司
 16.01.17：患者27名揚陸
 16.01.--：門司〜宇品
 16.01.18：患者205名揚陸
 16.--.--：第32病院船衛生員退船

 16.09.--：病院船衛生第五十七班（曉第六七八〇部隊）乗船
 16.09.17：患者219名収容
 16.09.17：大連〜門司
 16.09.20：患者18名揚陸
 16.09.--：門司〜大阪
 16.09.21：患者201名揚陸
 16.--.--：病院船衛生第五十七班（曉第六七八〇部隊）退船
 16.09.25：門司〜09.29塘沽10.04〜10.05門司
 16.10.08：門司〜10.11大連10.13〜10.17門司
 16.10.20：門司〜10.23大連10.25〜10.29門司
 16.11.01：解傭

 17.04.23：定期検査
 18.03.03：座礁放棄
 18.07.01：東京市と東京府は廃止され東京都となる
 18.12.01：所有権抹消登記
 18.12.13：抹消登録

 喪失場所：渤海湾
 喪失原因：海難

同型船

 なし。

兵装

 戦車砲。

写真資料

 雑誌「海と空」臨時増刊「日本船舶画報」S12.06 海と空社 (P.49)
 雑誌「世界の艦船」海人社 別冊「日本の客船（１）」(P.132)
 「船舶百年史前篇」有明書房 S32.09 上野喜一郎（P.117）
 「汽船表（別冊冩眞帳）」S13 海軍省軍務局編
 「日立造船株式會社七十五年史」 S31.04 日立造船株式会社
 "ONI 208-J Japanese Merchant Ships Recognition Manual" (P.147)

備考

新規登録時、所有者は日本郵船株式會社となっていますが、その後、変更／訂正登録がないまま、昭和3年3月8日の積量変更登録時には近海郵船株式會社が所有者となっています。昭和三年度日本船名録では近海郵船株式會社が所有者となっていることから、新規登録時の所有者は日本郵船株式會社ではなく近海郵船株式會社の誤植と思われます。

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