倉橋の艦歴

 年 月 日：艦歴

 18.06.01：起工、仮称艦名：第327號艦
 18.08.31：命名：達第202号：「倉橋」（クラハシ）
 18.08.31：類別等級制定：内令第1778号：種別：海防艦、類別：海防艦、艦型：御藏型
 18.08.31：本籍仮定：内令第1779号ノ２：横須賀鎮守府
 18.10.15：進水
 18.12.20：艤装員事務所を日本鋼管株式會社鶴見造船所内に設置し事務を開始
 18.12.30：艤装員長：海軍大尉　仁木　伊三郎
 19.02.19：竣工、艤装員事務所を撤去
 19.02.19：本籍：内令第339号：横須賀鎮守府、役務：警備海防艦
 19.02.19：海防艦長：海軍大尉　仁木　伊三郎

 19.02.19：戦時編制：呉鎮守府部隊呉防備戦隊

 19.03.10：戦時編制：海上護衛総司令部第一海上護衛隊
 19.03.10：艦船番号：（20）
 19.03.11：佐伯～航空母艦「海鷹」着艦訓練警戒～03.16呉
 19.03.--：呉～03.21門司
 19.03.23：（モタ13船団護衛）門司～
 　　　　　～03.29 敵潜掃蕩～
 　　　　　～03.30高雄
 19.04.02：（タモ15船団護衛）高雄～
 　　　　　～04.08 0900 船団より分離～
 　　　　　～04.08佐世保
 19.04.09：入渠
 19.04.13：出渠
 19.04.14：佐世保～04.14鎮海
 19.04.16：（竹、モタ17船団護衛）鎮海～04.18泗礁山04.19～04.27マニラ
 19.04.29：マニラ～ヒ59船団護衛～05.02マニラ
 19.05.01：海防艦長：海軍少佐　仁木　伊三郎
 19.05.04：（マタ19船団護衛）マニラ～護衛終了～
 　　　　　～ヒ61船団護衛～
 　　　　　～海軍配當船「仁榮丸」護衛～
 　　　　　～05.08高雄
 19.05.08：高雄～ミ03船団護衛～
 　　　　　～05.10 0655（N15.46-E119.32）驅逐艦「刈萱」、「昌平丸」被雷沈没、敵潜制圧～
 　　　　　～05.11マニラ
 19.05.12：（ヒ61船団護衛）マニラ～敵潜制圧～05.19昭南
 19.05.23：（ヒ62船団護衛）昭南～故障船特設運送船「神鳳丸」護衛～05.30マニラ
 19.06.01：（ヒ62船団護衛）マニラ～06.08門司
 19.06.09：門司～06.09佐世保
 19.06.10：船体兵器機関の修理整備（06.22まで）
 19.06.22：佐世保～ヒ67船団護衛～
 　　　　　～06.29 1515（N17.13-E118.22）特設運送船「みりい丸」、陸軍配當船「さらわく丸」被雷小破～
 　　　　　～06.30マニラ
 19.07.03：（ヒ67船団護衛）マニラ～07.09昭南
 19.07.14：（ヒ68船団護衛）昭南～
 　　　　　～07.20 巡洋艦「大井」を救難～
 　　　　　～07.21マニラ
 19.07.24：（ヒ68船団護衛）マニラ～
 　　　　　～07.26 「大鳥山丸」、陸軍徴傭船「安藝丸」、同「東山丸」被雷沈没～
 　　　　　～07.26 0500 特設運送艦「聖川丸」被雷小破～
 　　　　　～07.27高雄
 19.07.28：（ヒ68船団護衛）高雄～08.03門司
 19.08.05：佐世保海軍工廠にて整備（08.07まで）
 19.08.08：（ヒ71船団護衛）門司～08.08伊万里湾08.10～08.13馬公
 19.08.17：（ヒ71船団護衛）馬公～
 　　　　　～08.18 0524（N20.28-E121.04）陸軍配當船「永洋丸」被雷小破、驅逐艦「夕凪」が護衛し分離～
 　　　　　～08.18 2225（N18.12-E120.22）航空母艦「大鷹」被雷沈没～
 　　　　　～08.18 2310（N18.09-E119.56）陸軍配當船「帝亞丸」被雷沈没～
 　　　　　～08.19 0032（N18.10-E119.55）特設運送船「能代丸」被雷中破～
 　　　　　～08.19 0033（N18.03-E120.00）陸軍配當船「阿波丸」被雷小破～
 　　　　　～08.19 0320（N17.40-E119.30）運送艦「速吸」被雷沈没～
 　　　　　～08.19 0400（N18.00-E120.00）陸軍徴傭船「玉津丸」被雷沈没～
 　　　　　～08.19 0510（N17.50-E119.30）特設運送船「帝洋丸」被雷沈没～
 　　　　　～08.20 陸軍徴傭船「日昌丸」護衛～
 　　　　　～08.21マニラ
 19.08.26：（ヒ71船団護衛）マニラ～09.01昭南
 19.09.06：（ヒ72船団護衛）昭南～
 　　　　　～09.11 0900 マモ03船団（「第十九號驅潜艇」「香久丸」「護國丸」「吉備津丸」）が合同～
 　　　　　～09.12 0159（N18.02-E114.35）海防艦「平戸」被雷～
 　　　　　～09.12 敵潜掃蕩、海防艦「平戸」遭難者救助～
 　　　　　～09.12 特設運送船「香久丸」護衛～
 　　　　　～09.13三亞
 19.09.14：三亞～救難～09.14楡林
 19.09.16：楡林～ヒ75船団護衛～09.22昭南
 19.10.02：（ヒ76船団護衛）昭南～
 　　　　　～10.08 0212（N14.12-E115.53）特設運送船「君川丸」被雷～
 　　　　　～10.11三亞10.16～
 　　　　　～10.17 1057 反転～
 　　　　　～昭南
 19.10.17：軍隊区分：第一遊撃部隊作戦指揮下
 19.11.15：軍隊区分：第一遊撃部隊司令官の作戦指揮を解く
 19.11.21：昭南～11.23ミリ
 19.11.24：（シマ05船団護衛）ミリ～
 　　　　　～11.25 0540（N05.42-E113.15）陸軍徴傭船「まにら丸」被雷沈没～
 　　　　　～11.29マニラ

 19.12.10：戦時編制：海上護衛総司令部第一護衛艦隊
 19.12.--：艦隊区分：隊番号：20、艦船番号：（９）
 19.12.31：（ヒ87船団護衛）門司～01.03舟山島北東錨地01.05～01.06基隆港外
 20.01.06：（ヒ87船団護衛）基隆港外～
 　　　　　～01.07 1123（N25.00-E121.14）「宗像丸」被雷小破、「宗像丸」を護衛～
 　　　　　～01.07基隆
 20.01.08：基隆～01.08高雄
 20.01.10：高雄～01.13香港
 20.01.20：（ヒ87Ｂ船団護衛）香港～01.21海南海峡
 20.01.22：海南海峡～01.24香港
 20.01.25：第二海軍工作部にて入渠
 20.01.29：出渠、Ａ７番浮標に繋留
 20.01.29：香港～01.31基隆
 20.02.03：（タモ40船団護衛）基隆～02.06泗礁山

 20.02.05：戦時編制：海上護衛総司令部第一護衛艦隊第一海防隊
 20.02.05：海防隊編制：内令第99号：第一海防隊
 20.02.05：艦隊区分：第一海防隊、隊番号：11
 20.02.07：（タモ40船団護衛）泗礁山7～02.12六連
 20.02.13：六連～02.13佐世保
 20.02.16： 佐世保海軍工廠六号船渠にて入渠、諸修理工事（03.05まで）
 20.03.--：艦隊区分：第一海防隊、隊番号：21
 20.03.05：佐世保～03.05伏瀬灯台東方03.05～03.06彦島
 20.03.07：彦島～03.07對馬北端03.08～03.08六連
 20.03.08：六連～03.08門司
 20.03.14：門司～03.14六連
 20.03.14：（モタ42船団護衛）六連～03.18大長塗山南方03.22～03.23大北列島南側03.26～03.27基隆
 20.03.31：（タモ52船団護衛）基隆～門司
 20.04.15：軍隊区分：第一護衛艦隊電令作第40号：第二哨戒部隊
 20.04.18：門司～04.18伊万里湾04.19～04.19豆酸湾04.20～04.20巨文島
 20.04.20：軍隊区分：第二哨戒部隊機密第201832番電：第七哨戒隊
 20.04.23：巨文島～移動哨戒～04.24統営
 20.04.28：統営～移動哨戒～
 　　　　　～04.29 2258 Ｋ哨区掃蕩～ＬＭ哨区掃蕩～
 　　　　　～04.30統営
 20.05.05：軍隊区分：第一護衛艦隊電令作第50号（05.01附）：鮮南哨戒部隊第一哨戒部隊
 20.06.01：軍隊区分：第一護衛艦隊電令作第72号（05.27附）：黄海方面護衛部隊
 20.06.30：海防艦長：海軍少佐　森　泰隆
 20.08.25：役務：内令第747号：第一豫備海防艦
 20.11.30：帝國海軍編制より除く（第281842番電にて予定）
 20.12.01：除籍

 20.12.01：入籍：内令第5号：掃海艦、大湊地方復員局所管
 20.12.01：所属：内令第7号：大湊地方復員局
 20.12.01：艦長：第二復員官　森　泰隆
 20.12.10：艦長：第二復員官　繼　一
 21.04.01：類別等級削除：軍令第1号（自然消滅）
 21.04.01：艦長：第二復員事務官　田中　一郎
 21.09.01：復二第210号：特別輸送艦、大湊地方復員局所管
 21.09.05：復二第230号：特別保管艦に指定（09.01附）
 22.03.31：復二第215号：横須賀地方復員局所管に改む
 22.08.05：艦長：復員事務官　冨士川　賢次
 22.09.01：艦長：欠員

 22.09.04：除籍：復二第631号

同型艦

 御藏、三宅、淡路、能美、屋代、千振、草垣。

兵装

（計画時）
 四十五口径十二糎聯装高角砲Ａ型改三１門、四十五口径十二糎高角砲Ａ型改三１門、
 二十五粍二聯装機銃２基、九六式軽機銃２挺、一四式拳銃25丁、三八式小銃50挺、
 九六式三米測距儀１基、九六式六十六糎測距儀１基、
 九三式水中聴音機１基、九三式探信儀一型１基、須式七十五糎探照燈四型改一１基、
 九四式投射機２基、爆雷装填台三型２基、爆雷水圧投下台三型２基、
 爆雷手動投下台一型２基、爆雷手動投下台二型２基、九五式爆雷120個、
 単艦式大掃海具１組、小掃海具一型改一２組、水中処分具一型２基。

（17.12.29現在）
 四十五口径十二糎聯装高角砲Ａ型改三１門、四十五口径十二糎高角砲Ａ型改三１門、
 九六式二十五粍三聯装２基、同二聯装機銃３基、同単装機銃１基、三式八糎迫撃砲１門、
 須式七十五糎探照燈１基、
 二号電波探知機二型１基。

写真資料

 雑誌「世界の艦船」海人社 1996年2月号増刊「日本海軍護衛艦艇史」（P.15）
 雑誌「世界の艦船」海人社 2017年12月号増刊「日本海軍護衛艦艇史」（P.15）
 雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.28「海防艦」（P.16）
 「写真日本海軍全艦艇史」 ㈱ベストセラーズ H06.12 福井静夫（2278,2295）
 「終戦と帝国艦艇」光人社 H23.01 福井静夫(113)

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