Scharnhorst・神鷹の船歴

 年 月 日：船歴

 09.05.03：起工
 09.12.14：進水、命名：Scharnhorst
 10.04.30：竣工、船主：Norddeutschen Lloyd、船籍港：Bremen、
 　　　　　登録総噸数：18,184、登録純噸数：10,719、信号符字：DOQO

 10.05.03：ハンブルク～ブレーメン～11.11横浜
 12.02.06：（A.179）ハンブルク～ブレーメン02.09～アントワープ02.12～
 　　　　　～サザンプトン02.13～
 　　　　　～ゼノア02.18～02.21ポートサイド～02.22スエズ～03.01コロンボ～
 　　　　　～03.05シンガポール～03.09マニラ～03.11香港～03.13上海03.15～
 　　　　　～03.17横浜03.19～03.20神戸03.22～上海03.26～香港03.28～
 　　　　　～マニラ03.30～シンガポール04.03～ペナン04.04～ベラワン04.05～
 　　　　　～コロンボ04.08～04.15スエズ～04.16ポートサイド～04.19ゼノア～
 　　　　　～04.21バルセロナ～04.22パルマ・ド・マローカ～04.25サザンプトン～
 　　　　　～04.26ロッテルダム～04.28ブレーメン～04.29ハンブルク
 12.05.08：（A.186）ハンブルク～ブレーメン05.11～アントワープ05.14～
 　　　　　～サザンプトン05.14～パルマ・ド・マローカ05.18～バルセロナ05.19～
 　　　　　～ゼノア05.20～05.23ポートサイド～05.24スエズ～05.31コロンボ～
 　　　　　～06.04シンガポール～06.08マニラ～06.10香港～06.12上海06.14～
 　　　　　～06.16横浜06.18～06.19神戸06.21～上海06.25～香港06.27～
 　　　　　～マニラ06.29～シンガポール07.03～ペナン07.04～ベラワン07.05～
 　　　　　～コロンボ07.08～07.15スエズ～07.16ポートサイド～07.19ゼノア～
 　　　　　～07.21バルセロナ～07.22パルマ・ド・マローカ～07.25サザンプトン～
 　　　　　～07.26ロッテルダム～07.28ブレーメン～07.29ハンブルク
 12.08.07：（A.192）ハンブルク～ブレーメン08.10～アントワープ08.13～
 　　　　　～サザンプトン08.13～パルマ・ド・マローカ08.17～バルセロナ08.18～
 　　　　　～ゼノア08.19～08.22ポートサイド～08.23スエズ～08.30コロンボ～
 　　　　　～09.03シンガポール～09.07マニラ～09.09香港～09.11上海09.13～
 　　　　　～09.15横浜09.17～09.18神戸09.20～上海09.24～香港09.26～
 　　　　　～マニラ09.28～シンガポール10.02～ペナン10.03～ベラワン10.04～
 　　　　　～コロンボ10.07～10.14スエズ～10.15ポートサイド～10.18ゼノア～
 　　　　　～10.20バルセロナ～10.21パルマ・ド・マローカ～10.24サザンプトン～
 　　　　　～10.25ロッテルダム～10.27ブレーメン～10.28ハンブルク
 12.11.06：（A.199）ハンブルク～ブレーメン11.09～アントワープ11.12～
 　　　　　～サザンプトン11.12～パルマ・ド・マローカ11.16～バルセロナ11.17～
 　　　　　～ゼノア11.18～11.21ポートサイド～11.22スエズ～11.29コロンボ～
 　　　　　～12.03シンガポール～12.07マニラ～12.09香港～12.11上海12.13～
 　　　　　～12.15横浜12.17～12.18神戸12.20～上海12.24～香港12.26～
 　　　　　～マニラ12.28～シンガポール01.01～ペナン01.02～ベラワン01.03～
 　　　　　～コロンボ01.06～01.13スエズ～01.14ポートサイド～01.17ゼノア～
 　　　　　～01.19バルセロナ～01.20パルマ・ド・マローカ～01.23サザンプトン～
 　　　　　～01.24ロッテルダム～01.26ブレーメン～01.27ハンブルク
 14.08.16：神戸～シンガポール～上海～08.28マニラ
 14.08.--：マニラ～中立国へ入港するよう指示がある～08.--マニラ
 14.08.30：マニラ～09.01神戸（十九番浮標）　
 14.09.01：神戸で係船

 17.06.30：航空母艦への改造を決定
 17.07.02：買収：船主：海軍省、仮称第1004番艦

 17.09.21：呉海軍工廠にて航空母艦への艤装工事開始
 18.10.07：呉～出動公試～10.07徳山
 18.10.08：徳山～操舵公試～主管破裂～10.08呉
 18.10.30：呉～諸公試～ 
 18.11.01：公試最大速力：21.97kt、出力：26,000SHP
 18.11.18：呉～終末公試～11.18徳山
 18.11.19：徳山～航空兵装公試、電探公試～11.19徳山
 18.11.20：徳山～缶破裂～11.20呉
 18.12.08：呉～終末公試～12.09呉
 18.12.10：官房艦機密第6174号：
 　　　　　　第1004番艦に水中聴音機装備の件訓令
 18.12.14：艦本機密第141057番電：
 　　　　　　第1004番艦主要性能（缶装置を除く）は一般に良好引渡差支なし
 　　　　　　但し缶は不適に付時機を得次第換装を要する件
 18.12.15：艤装工事完了、艤装員事務所撤去

 18.12.15：命名：達第311号：軍艦「神鷹」
 18.12.15：類別等級制定：内令第2708号：種別：軍艦、類別：航空母艦、艦型：大鷹型
 18.12.15：本籍：内令第2699号：舞鶴鎮守府、警備艦

 18.12.15：艦長：海軍大佐　石井　藝江
 18.12.15：戦時編制：大海幕機密第592号の105：呉鎮守府部隊所属
 18.12.20：戦時編制：大海幕機密第592号の108：海上護衛総司令部
 18.12.20：軍隊区分：大海指第313号：
 　　　　　　（搭載機を除き）大海機密第131735番電による輸送作戦に関し聯合艦隊司令長官の指揮下
 18.12.21：呉～12.23因島
 18.12.23：聯合艦隊電令作第870号：
 　　　　　３．各部隊指揮官は指定の各艦（隊）をして左の任務に従事せしむべし
 　　　　　　（ロ）海鷹、神鷹、第六驅逐隊（電、響）、薄雲：
 　　　　　　　　　大海機密第131735番電（11月）によるトラック行輸送
 18.12.23：因島にて入渠
 18.12.30：出渠
 18.12.31：因島～12.31呉
 19.01.13：聯合艦隊電令作第895号：
 　　　　　　神鷹艦長は薄雲、玉波を併せ指揮、１月20日頃呉発電令作第870号に依る任務に従事すべし
 19.01.21：1100 徳山沖発
 　　　　　1720 呉着予定
 19.02.18：軍隊区分：海護総電令作第57号(02.19附)：海上護衛總司令部部隊附属部隊
 　　　　　２．神鷹は呉方面にありて整備作業及び単独訓練に従事すべし
 19.05.23：呉海軍工廠にて入渠
 19.05.31：出渠
 19.06.09：弾火薬搭載
 19.06.17：制動索試験施行
 19.06.20：爆弾搭載
 19.06.23：神鷹機密231635番電：昭和19年官房艦機密第1854号に基づき25mm単装機銃12門増備完了
 19.06.26：呉～機関公試～06.27佐伯湾
 19.06.27：爆弾、基地物搭載
 19.06.28：佐伯湾～伊予灘にて発着艦公試～06.28佐伯
 19.06.29：佐伯～操艦訓練、砲煩公試～06.29杵築
 19.06.30：杵築～接艦訓練～06.30佐伯
 19.07.01：杵築～内海西部にて操艦訓練、標柱間速力試験～07.01杵築
 19.07.03：杵築～07.03大分
 19.07.04：大分～内海西部にて発着艦訓練～07.04臼杵
 19.07.05：臼杵～内海西部にて発着艦訓練～07.05児島
 19.07.06：児島～広島湾にて出撃準備～07.06呉
 19.07.06：軍隊区分：海護総電令作第208号：第一海上護衛隊
 19.07.07：出撃準備、諸物品搭載
 19.07.08：出撃準備
 19.07.09：呉～広島湾にて輸送用飛行機（零戦５機、雷電８機）搭載～07.09岩国
 19.07.10：岩国～内海西部にて教練対空射撃、飛行機隊（九七式艦攻12機）収容～07.10部崎
 19.07.11：部崎～07.11六連
 19.07.13：（ヒ69船団護衛）六連～
 　　　　　～07.16 1540（N26.13-E122.39）敵潜掃蕩～
 　　　　　～07.17左営
 19.07.18：（ヒ69船団護衛）左営～
 　　　　　～07.18 1055（N21.50-E119.54）「第十七號海防艦」が被雷小破～ 
 　　　　　～07.20マニラ
 19.07.22：輸送用飛行機揚陸
 19.07.25：（ヒ69船団護衛）マニラ～07.31昭南
 19.08.04：（ヒ70船団護衛）昭南～08.14有川湾08.15～08.15大分港08.16～08.16呉
 19.08.17：呉海軍工廠にて船体兵器機関整備（09.03まで）
 19.08.18：官房艦機密第5038号：大鷹型航空母艦に機銃装備の件訓令
 19.08.31：爆弾搭載
 19.09.05：呉～試運転～09.05佐伯
 19.09.05：佐伯～伊予灘にて訓練～09.06部崎
 19.09.07：部崎～09.07門司
 19.09.08：（ヒ75船団護衛）六連～09.08伊万里09.08～09.13高雄09.14～09.22昭南
 19.10.03：（ヒ76船団護衛）昭南～10.11三亞
 19.10.15：艦長：海軍少将　石井　藝江
 19.10.21：官房艦機密第6591号：十二糎双眼望遠鏡増備の件訓令
 19.10.16：三亞～10.17反転～10.18楡林10.18～10.24六連10.24～10.24佐伯10.25～10.25呉
 19.10.27：燃料、糧食搭載（10.28まで）
 19.10.28：官房艦機密第6672号：軽質油タンク防御の件訓令
 19.10.29：弾薬搭載（10.30まで）
 19.11.01：三、四号主給水「ポンプ」修理（11.06まで）
 19.11.07：呉～訓練～11.07佐伯
 19.11.08：佐伯～11.08徳山11.09～11.09門司11.13～11.13伊万里
 19.11.14：（ヒ81船団護衛）伊万里～11.14宇久島11.15～
 　　　　　～11.15 1200 白瀬灯台の280度38浬にて陸軍徴傭船「あきつ丸」被雷沈没～
 　　　　　～11.15巨文島錨地11.15～11.16巨文島11.16～11.16珍島11.17～
 　　　　　～11.17 1812（N33.17-E124.45）陸軍徴傭船「摩耶山丸」被雷沈没～
 　　　　　～11.17 2307（N32.59-E123.38）被雷沈没

 19.11.17：沈没
 20.01.10：類別等級削除：内令第16号
 20.01.10：除籍：内令第29号

 喪失場所：N32.59-E123.38 済州島西南西200km
 喪失原因：米潜水艦Spadefish(SS-411)の雷撃

同型船

 Potsdam、Gneisenau。

兵装

 四十口径八九式十二糎七聯装高角砲４基、九六式二十五粍三聯装機銃10基、
 九七式艦上攻撃機21機（うち補用３機）、零式艦上戦闘機12機（うち補用３機）、
 二号一型電波探知機１基

写真資料

 雑誌「世界の艦船」海人社 1994年5月号別冊「日本航空母艦史」(P.97)
 雑誌「世界の艦船」海人社 1987年5月号(P.126,129,130,133,137,138)
 雑誌「世界の艦船」海人社 2011年1月号増刊「日本航空母艦史」(P.87)
 雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.38「日本の空母II」 (P.57)
 雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.131「戦時中の日本の空母III」(P.66)
 「海軍第十一巻　小艦艇　特務艦艇　雑役船　特設艦船」誠文図書㈱ S56.09 「海軍」編集委員会(P.214) 
 「写真日本海軍全艦艇史」 ㈱ベストセラーズ H06.12 福井静夫
 「海軍艦艇史3」 ㈱ベストセラーズ S57.04 福井静夫 (3377,3378)
 「日の丸ドイツ船」岩波ブックセンター　H11.12 岡村信幸
 "Die seeschiffe des Norddeutschen Lloyd" Koehlers Verlagsgesellschaft mbH 1992, Arnold kludas (P.98)
 "新聞通信調査会デジタルアーカイブ"、レコードNo. F01_1935_1111(0)04704
 "Internationales Maritimes Onlie Archiv", Object number 142537-142540

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