有明丸の船歴

 年 月 日:船歴

--.--.--:起工 T02.02.--:進水、命名:巨濟丸 --.--.--:竣工
T02.03.22:新規登録:事由:新造           船舶番号:237、           所有者:朝鮮郵船株式會社、船籍港:釜山、           登録総噸数:173.27、登録純噸数:93.56、           登録長:104.80尺、登録幅:18.55尺、登録深:8.50尺 T02.04.19:信号符字點付:朝鮮総督府告示第115号:PCFQ T02.09.25:変更登録:船籍港:仁川 T03.08.28:新規登録:事由:船舶令附則第二項           船舶番号:237、           所有者:朝鮮郵船株式會社、船籍港:仁川府、           登録総噸数:173、登録純噸数:93           登録長:104.8尺、登録幅:18.5尺、登録深:8.5尺 T04.04.22:変更登録:登録総噸数:152、登録純噸数:87、           登録長:99.9呎、登録幅:19.0呎、登録深:9.1呎 04.06.08:抹消登録:事由:昭和4年5月内地に住所を有する原萬一郎に売却      (註:原萬一郎は北九州商船株式會社及九州商船株式會社の取締役)
04.07.--:新規登録:事由:朝鮮より転入           改名:有明丸、船舶番号:34686、           所有者:九州商船株式會社、船籍港:長崎市、           登録総噸数:152、登録純噸数:88、           登録長:99.9呎、登録幅:19.0呎、登録深:9.1呎 04.09.19:信号符字點付:逓信省告示第2564号:TVHS 04.07.15:茂木〜小浜航路 08.05.01:信号符字変更:逓信省告示第1031号(05.06):JUDF 09.05.04:変更登録:登録総噸数:167、登録純噸数:82 13.04.12:定期検査 17.04.04:定期検査 18.03.12:中間検査 19.03.13:機密佐世保鎮守府命令第92号:       左に依り海軍省徴用(借用)船舶の授受を行うべし       徴・借別 船名  船舶番号 総噸数 授受主任 授受期日 記事       借用   鶴丸  38036   122  佐世保海 授受主任 特設監視艇として       同    制海丸 51287   146  軍艦船部 をして通 艤装整備の上五艦       徴傭   有明丸 34686   167  長    知せしむ 隊配属予定
19.03.13:佐世保にて授受  19.04.15:入籍:内令第556号:特設監視艇、横須賀鎮守府所管 19.04.15:特設監視艇隊編制:内令第557号:第四監視艇隊 19.04.15:戦時編制:聯合艦隊北東方面艦隊第二十二戦隊第四監視艇隊 19.04.15:佐世保にて修理中 19.04.28:監視艇長:海軍兵曹長 大塚 武夫 19.05.01:佐世保〜05.10横浜 19.05.10:航続力10日、船体老朽につき相当程度の修理を要し05.25北方進出不可 19.06.05:特設監視艇隊編制:内令第735号:第四監視艇隊より削る 19.06.05:内令第737号:伊勢防備隊所属 19.06.05:戦時編制:横須賀鎮守府部隊横須賀防備戦隊伊勢防備隊 19.06.--:横浜〜06.08鳥羽 19.07.--:監視艇長:海軍兵曹長 北川 幸太郎 19.08.--:船体一般に老朽、船底には破口を生じ内方より支柱を当てて浸水破口拡大を防ぎ中      入渠修理を要するも目下、堪える見込み立たず 19.09.--:運航不能中 19.10.--:運航不能中 19.10.25:鳥羽〜10.25名古屋 19.10.--:名古屋造船にて入渠 19.10.--:軍隊区分:伊勢湾部隊海上部隊第二哨戒部隊 19.11.01:監視艇長:海軍少尉 北川 幸太郎 19.12.--:軍隊区分:伊勢湾部隊海上部隊第二哨戒部隊から除く 19.12.--:入渠中 20.01.--:軍隊区分:伊勢湾部隊海上部隊 20.01.--:入渠中 20.02.06:名古屋〜02.06鳥羽 20.02.07:鳥羽〜試運転〜02.07鳥羽 20.02.10:鳥羽〜船団護衛〜02.11鳥羽 20.02.13:鳥羽〜船団護衛〜02.19鳥羽 20.02.19:鳥羽〜疎開〜02.19鳥羽 20.02.23:鳥羽〜船団護衛〜03.02鳥羽 20.03.--:軍隊区分:伊勢湾部隊海上部隊第三小隊 20.03.05:鳥羽〜03.05鳥羽 20.03.09:鳥羽〜船団護衛〜03.09鳥羽 20.03.10:鳥羽〜船団護衛〜03.12鳥羽 20.03.--:鳥羽〜03.18鳥羽 20.03.19:鳥羽〜船団護衛〜03.20鳥羽 20.03.21:鳥羽〜船団護衛〜03.21鳥羽 20.03.23:鳥羽〜船団護衛〜03.29鳥羽 20.04.01:鳥羽〜船団護衛〜04.07鳥羽 20.04.11:鳥羽〜船団護衛〜04.13鳥羽 20.04.15:戦時編制:大海幕機密第608号ノ234:横須賀鎮守府部隊第四特攻戦隊伊勢防備隊 20.04.15:軍隊区分:機密横須賀鎮守府電令作第93号:伊勢湾部隊 20.04.15:鳥羽〜船団護衛〜04.19鳥羽
20.04.22:沈没 20.07.10:除籍:内令第624号 20.07.10:解傭
喪失場所:N34.43-E136.43 伊勢湾鳥羽港内第四浮標付近 喪失原因:米P51 3機による空爆

同型船

 なし。

兵装

 要調査。

写真資料

 「八十年の歩み」 H03.12 九州商船株式会社
 「船舶史稿」船舶部会「横浜」第十九巻(P.45)

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