南陽の船歴

 年 月 日：船歴

 07.--.--：起工
 08.09.06：進水、命名：德星（Teh Hsing）
 08.12.--：竣工

 08.12.--：所有者：上海海關
 12.--.--：所有者：香港水警（英国籍）
 --.--.--：沈没
 17.09.27：浮揚（第11特工機密第301530番電）
 17.12.20：引揚完了

 17.12.20：命名：官房機密第15579号：特設砲艦「南陽」
 17.12.20：内令第2343号：特設砲艦、佐世保鎮守府所管と仮定
 17.12.20：砲艦長：海軍豫備大尉　羽場  艮
 18.01.19：第277号：整備訓令

 18.03.01：入籍：内令第349号：佐世保鎮守府所管
 18.03.01：戦時編制：支那方面艦隊第二遣支艦隊
 18.03.02：第二海軍工作部にて整備工事完了
 18.03.22：厦門～03.29厦門
 18.04.07：厦門～04.10厦門
 18.04.24：厦門～04.24厦門
 18.05.13：厦門～05.13厦門
 18.05.28：厦門～05.29香港
 18.06.--：艦隊区分：支那方面艦隊第二遣支艦隊附属
 18.06.01：軍隊区分：厦門方面部隊
 18.06.01：入渠中
 18.06.28：香港～06.29厦門
 18.07.01：砲艦長：海軍大尉　羽場  艮
 18.07.02：厦門～対潜掃蕩～07.05厦門
 18.07.09：厦門～07.11川石島07.14～07.15馬祖山
 18.07.15：機密厦門方面部隊命令第64号：蕪湖丸の牛山島及び北緯27度線の直接護衛
 18.07.16：馬祖山～07.17馬祖山07.20～07.20牛山泊地07.21～07.21厦門
 18.07.27：厦門～07.28厦門
 18.07.30：厦門～泉州沖にて海底電線作業の「東洋丸」直接護衛～08.03厦門
 18.08.05：（「盛京丸」「東洋丸」護衛）厦門～目斗嶼付近にて護衛終了～08.06厦門
 18.08.11：厦門～厦門
 18.08.13：（「帝連丸」外４隻護衛）厦門～08.14北緯27度線にて護衛終了～厦門
 18.08.17：（「白陽丸」護衛）厦門～08.17甲子角沖にて護衛終了～08.18厦門
 18.08.31：厦門～09.01兄弟嶼附近に達するも視界不良の為船団と会合できず～09.01厦門港外
 18.09.01：（「うゑいるず丸」外２隻護衛）厦門港外～09.02護衛終了～09.03基隆
 18.09.04：基隆～09.06馬祖島方面
 18.09.15：馬祖島～烏璦嶼付近より北緯27度線迄「安興」「海口丸」護衛～09.17馬祖島
 18.09.19：馬祖島～福州沖東引島調査～馬祖島
 18.09.22：馬祖島～上海行臨時船団（「楡林丸」外６隻）の前路掃蕩～09.23厦門
 18.10.02：厦門～兄弟嶼付近にて作業中の灯台補給船護衛～10.02厦門
 18.10.03：厦門～10.03南澳島10.04～10.04川石島10.05～10.06厦門
 18.10.07：厦門～10.08（N22.40-E118.00）「華頂山丸」遭難現場10.08～10.09馬公
 18.10.11：馬公～10.12厦門
 18.10.22：厦門～10.23馬祖山
 18.10.26：馬祖島～対潜掃蕩～10.27馬祖山
 18.11.--：馬祖山～11.05基隆
 18.11.08：基隆～11.10大西洋山11.15～11.18基隆
 18.11.18：基隆～
 　　　　　～11.22 消息不明の「勝浦丸」捜索～
 　　　　　～11.23馬祖山
 18.11.27：馬祖山～11.28馬祖山
 18.12.13：馬祖島～12.14基隆12.18～12.18馬祖島
 18.12.22：馬祖島～福州沖遭難船捜索～12.22馬祖島
 18.12.23：B-25 ２機と交戦、機械室に直撃弾を受ける

 18.12.23：沈没
 19.02.05：除籍：内令第305号

 喪失場所：N26.10-E119.55 東支那海馬祖島西岸付近
 喪失原因：米陸軍航空隊のB-25による空爆

同型船

 寳辰丸（ex-和星)、聯星

兵装

 12cm砲４門、13mm単装機銃１基、7.7mm単装機銃１基。

写真資料

 「写真日本海軍全艦艇史」 ㈱ベストセラーズ H06.12 福井静夫 (2949)
 "Historical Photographs of China" Identifer Jo-s09

備考

 官房機密第15579号では英国砲艦となっているが、該当艦はないので香港水警の「德星」が正しいと思われる。

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